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エピローグ 怠慢夫婦

「...働きたくないな」

王子が真顔で言った


令嬢はゆっくり瞬きをする

「...今なんと?」


「働きたくない」

もう一度はっきり言った


本来なら大量の書類と戦ってるはずの国王夫妻は、なぜかソファに寝転がっていた


机の上には未処理の書類の山

その横には、高級紅茶と上等なお菓子


王子は遠い目をした

「気づいたんだ」


窓の外を見る

「お前、ずっと正しかった」


「はい?」


「働かないほうが幸せだ」


令嬢は紅茶を吹きかけた

「えっ」


王子は死んだ目で呟く

「皆んな働きすぎだ」


まさか王子がこちら側に来るとは思わなかった


「よしっ、決めた」

王子が立ち上がる

「昼まで寝るのを国家文化にする」


「馬鹿ですの?」


その時、扉が勢いよく開く

入って来たのは大臣

「陛下!」

「隣国との会議は?」「予算案は?」「兵士の再編は?」


王子はゆっくり紅茶を飲む

「う〜ん、後で」


「いつですか?」


「気がむいたら」


大臣の顔から血の気が引く

令嬢はそんな王子を見ながら呟く

「...ダメ王族が2人になりましたね」


「最高だろう?」


「楽しいですわ」


外では大臣達の悲鳴が響いている


だが2人は気にしない

「今なら俺も二つ目のスキル使える気がする」


「夫婦で最強、これで国は安全ですわ」


2人は顔を見合わせ笑う

そしてゆっくり紅茶を飲む




「この生活も、ありですわ〜」






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