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第一話 愁時の憂鬱

桐ケ谷哲です。暇つぶしにはじめたのですが、自分の文章力のなさに絶望しています(泣笑)

4月8日

ジリリリリリリリリッ

「うるさい…」

時刻は午前6時30分

昨日の夜セットした目覚まし時計に理不尽な文句を言いつつ起床する

空ヶ谷愁時【そらがやしゅうじ】。


「はぁ…入学式かぁ。めんどくさいな…」

そう、今日は待ちに待った(?)国立Eden第五高等学校の入学式なのだ。


愁時は頭のなかで今日のスケジュールを確認しながらトーストにかじりつく。

余談だが愁時は朝食はご飯よりもパン派である。


――そういえばアキラと楓火が向かえに来るって言ってたな…

まだ完全に覚醒していない頭でボンヤリとそう思ったとき、


ピンポーン

おもむろに来客者をつげるチャイムが鳴った。

――もう来たのか…


愁時が訝しみながら玄関の扉を開けるとそこには見慣れた顔が二つ。



「おはよう」

落ち着いた雰囲気で挨拶してくるメガネの少年は

愁時の幼なじみである雨月アキラ【あまつきあきら】だ。


「おっはよー!」

朝から元気いっぱいの茶髪の少女はアキラと同じで

愁時の幼なじみである水風楓火【みなかぜふうか】だ。


「…おはよ。来るの早すぎないか…?」



「なんだか早く起きちゃったから、愁時の家でゆっくりしようと思ってさ。」


「お前は人の家をなんだと思ってるんだ…。」


「ところでわたし朝ご飯まだなんだ〜。なんか食べさせてー。」


「はぁ…じゃあとりあえずあがってよ。」








「このトースト美味しいね!」


リビングではすでに楓火がテーブルの上に置いてあったトーストにかじりついていた。


「それ俺の…。もういいや。」

もはや愁時はあきらめの姿勢にはいったのだった。





そして今は三人で爆走中。

理由は簡単

バカ〈楓火〉がさんざん食べたあとに

「眠くなったからちょっと寝るねー」

とかほざきやがったのだ。

そして時間どうりに起きれる訳もなく、愁時とアキラが必死に起こそうとするものの

なかなか起きず今の状況となっている。


「ヤバいこのままじゃ完璧に遅刻だね。」

冷静に状況報告するアキラ。


「あははー。ごめんね。でもきっと何とかなるって♪」

反省の色が見られない楓火。


「しょうがない。アレ使うぞ。」

「「まってました!!」」

アキラと楓火が揃って歓喜の声を上げる。





愁時は立ち止まり、頭の中で現在の座標と学校の座標を確認する。

愁時の持つ異能は

空間湾曲【エアリアルベンド】

その名の通り空間をねじ曲げ別の場所に繋げる能力だ。


「空間接続【エアリアルアダプト】!!」

右手で宙に扉を描くとそこに光の線で縁取られた半透明な扉が現れた。


「空間扉・開【エアリアルゲート・オープン】!!」


愁時が宙に描いた扉が開き、その先には校門がみえる。

愁時が先ほどいた位置の座標と学校の座標を直接つないだためである。

つまり能力でどこでもドアのようなものを創り出したのだ。



「ありがとー愁時ー。」

「愁時のおかげで遅刻しないですんだよ。」


周りの人間はいきなり現れた愁時たちに驚いている。

目の前にいきなり三人が現れたのだから、当然だ。

この能力は使用すれば嫌でも目立ってしまう。だから愁時はあまり使いたくなかったのだ。


――明日はきっと質問責めだろうなぁ…。

「はぁ…」

明日の学校での質問責めを想像して愁時は本日通算三回目となる大きなため息をついたのだった。

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