プロローグ
人間はノアの洪水の影響で特殊能力に目覚めた。これを異能という。
ノアの洪水によって引き起こった大災厄によって世界は人の住めない環境になってしまったなってしまった。
そこで生き残った人々は生きていくためにEDENというシェルター状の都市を9つ造り、そのなかに移り住んだ。
それぞれのEDENには、一人ずつ支配者がいて、その支配者によってEDEN内の政治などが行われている。
EDEN内では進歩したバイオテクノロジーによってEDEN内での完全な自給自足が可能となっていてそれぞれのEDENとは地下を走るトンネルでつながっている。
EDENの外の世界をアウト・ワールドという。
アウト・ワールドには緑は枯れ果て、地割れやブラックホール状の時空の穴と呼ばれるものが存在し、生物は存在しない。
アウト・ワールドに出ることはEDEN律第825条によって禁じられている。
EDEN共和軍について
EDEN共和軍とはEDEN-1〜EDEN-9までの全EDENから集められた、約10万人からなるEDEN唯一の軍事力である。
EDEN共和軍はEDEN総会によって勅令を受けて動く。
EDEN総会とはEDEN-1〜EDEN-9のそれぞれの支配者によって行われる会議のことである。
――相田出版社会科教科書『EDENのすべて』より抜粋
「ふぅ…。明日に備えて寝るか。」
教科書を閉じ、目覚ましをセットしてベッドに向かう美少年。
この少年がすべてを知るのは、まだ先の話――




