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The Dead In The Water 〜ザ・デッド・イン・ザ・ウォーター〜  作者: しじみちゃん
The Dead In The Water: The Beginning Of The End
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報告

 デスクで作業していると、ママからの通信が入った。


「元気でやってるの?」


「問題ないよ、ママ」


「また連絡するわ」


 と、これだけだった。この人にとっては、生きてりゃ全部セーフなのかもしれない。


 取締役に見せるための資料、というか報告書が出来上がったので、俺は電子ペーパーに印字してボブに提出することにした。


 これには三日かかった。だが、直で上に届く今の位置はかなり楽だ。説き伏せる奴が少なくて済む。


 ボブに資料を見せると感触は中々よかった。


「知らん情報ばかりだ」


「報告する人がいなかったからだよ」


「予算縮小の話は一旦白紙に戻す方向でこちらで話し合ってみようと思う」


「個人的には、もっとこのプロジェクトには投資できると思うけど」


「なぜだ」


「それを数字で見せられるようこれから作業するのさ」


「なんか場を設けようか?」


「それはありがたいね」


「この土日は家で休んでほしい。私もここのところダイナーで飯を食えてないから寄っておきたい。火曜日に場を設ける」


「オーケー」


 俺は自分のオフィスに戻り、投資効果の効果算定をしっかりと定量的にシミュレートしていくことにした。


 今まで使った金について言及するのはナンセンスだが、すごいいい使い方をしてきたということについて強調しておく。


 マリーは何をしているのかと言うと化粧している。


「そういえばマリー、例の死刑囚について情報はあった?」


「それがいろいろ当たってみたんですけど見つからないのよ」


「うーん、まだ逮捕されてないとか?」


「一応、元特殊部隊の死刑囚は3人見つかったけど」


「トムは本名じゃなかったっけなあ。仲間内でそう呼ばれてるとか? その線で探ってみてくれ」


「分かりました」


 この人工島を爆破することになるトム。とりあえずスロープ社よりは先に押さえておきたい。


 見つかったらそいつの処遇をどうするか、考えなくてはならない。さっさと死刑が行われるように裏金を回すとか、逆に釈放するとか。


 でもまあ、研究がうまくいけば全てがハッピーになるんだ。


 とりあえず俺は今できることをやる。

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