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異世界に住む姫はどんな旅を?  作者: 葉月 いつか
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エルフのルーナさん

ルーナさんが再び登場!!

私達はようやくエルフのルーナさんがいる森にたどり着き、

小屋を目指して歩いています。


『もう少しで着くわね、ルーナさん驚くかなー?

お土産のシフォンケーキも買ったし、準備万端ね』


今回も前と同じシフォンケーキをお土産に買いました。

ちなみに、前よりも2倍の数を買ったので8つあります。


『これでやっとフワリの羽を治してあげれるな』


スフィアは肩に乗っている、フワリに微笑みかけました。


『ここまで連れて来てくれてありがとうね。スフィア、リリー』

『良いよ、気にしないでくれ。おっ、ようやく小屋が見えて来た、

あれがルーナさんが暮らしている小屋だよ』


前と同じく綺麗な木造の小屋が目の前にありました。

変わったといえば、小屋の横に沢山の美味しそうな野菜が栽培されていました。


『ここにエルフがいるの・・・』

『うん、じゃあ行くよ』


ドアを優しくノックしてルーナさんを呼びました。


『すいません、ルーナさん居ますかー?』

『はーい、今開けますわ』


小屋からルーナさんの声が聞こえてきました。

どうやら、今日は滝で水浴びをしていないみたいです。

ドアが開きルーナさんが現れました。

私達を見て余りにも驚いたのか、目が丸くなっていました。


『リリーさん?スフィアさん?お待ちしていましたわーーー!!!』

『きゃあっ!?』


凄い勢いで飛んできて、抱きつかれました。

よっぽど嬉しかったのでしょうか、何だが嬉しいですね。


『こんなに早く会いに来てくれるなんて思っていなかったら凄く嬉しいわ!』


ああ、ルーナさんからとても良い匂いがしてなんだがドキドキする・・・

いえ、それは置いといて。


『私達もルーナさんに会うの楽しみにしていました。

それと、これはお土産のシフォン・・・』

『スフィアさんも会いたかったわー!』


ルーナさんはスフィアの元にも飛び込もうとした時に、

スフィアの肩に乗っている妖精を見て、立ち止まりました。

羽がボロボロになっているフワリを見たルーナさんは、とても心配していました。


『羽がボロボロだわ、可哀想に・・・この子はどうしたの?』


私達がここに来た事情をスフィアが説明してあげました。


『なるほどね・・・治してもらうために私の所へ来たのね、

あなた達は本当に変わっているね、

もちろん良い意味でだよ?とっても優しいね』


フワリは必死にルーナさんにお願いをしていた。


『お願い!羽を治してほしいの!

飛べない妖精なんて価値がないの・・・』


私達も頭を下げてお願いをしました。


『そんなに畏まらないでいいわよ、

エルフなら回復魔法なんて簡単だもん。

ほら、妖精ちゃん、私の手の上に置いで』


ルーナさんが優しく手を伸ばし、フワリは手の平に乗りました。


『そういえば、妖精ちゃんの名前は?』

『フワリなの』

『私はルーナよ、よろしくね。数十秒で終わるからじっとしていてね』


そう言うと、ルーナさんの身体が光り出し、

周りには蛍みたいに綺麗な光の玉が浮かび上がっていた。


凄く綺麗な光景に見惚れてしまった。

フワリの羽を見ると傷が治ってきて、あっという間に羽が綺麗になった。


『どう、飛べる?』

『飛んでみるの・・・』


羽を動かしてみると飛びことが出来た。

みんなホッとして、フワリの飛ぶ姿を見ていました。


『ありがとうございます、ルーナさん!』

『飛べるようになって良かったな、フワリ!』

『嬉しいの!本当にありがとう!』

『ふふっ、どういたしまして』


和やかになった所で、

私はお土産のシフォンケーキをルーナさんに渡しました。


『ルーナさん!シフォンケーキお土産に買ってきました!

良ければみんなでお茶会をしませんか?』


ルーナさんはとてもテンションが上がっていました。


『シフォンケーキ!?前にお土産で貰ったのと同じの?』

『はい、そうです、あのシフォンケーキです』

『嬉しいわ!じゃあ、早速お茶会の準備をしないとね、ほら早く入って!!』

『お邪魔しますー』


部屋の中も前と変わらずとても綺麗に片付いています。

みんなでお茶会の準備をして、いよいよお茶会が始まりました。


『これは新しいハーブティーなのよ、何の種類か当ててみて!』


甘い香りで、少し酸味があります。

これは何でしょう?全然分かりません・・・。

スフィアが何か閃いてみたいで、口を開きました。


『これは、ローズヒップかな?』

『そう!正解だわ!』

『凄いねスフィア!私全然分からなかったよ』


フワリも分からなかったみたいです、私と同じですね。

ハーブティーのクイズで盛り上がったり、お話を沢山しました。

ローズヒップの話題では、

このハーブティーは美容効果があるみたいなので、

もう一杯注いでもらいました。


綺麗になって、スフィアにもっと可愛いって言って貰う為に頑張る!

その瞬間、スフィアがくしゃみをしました。

風邪かしら?いえ、私のせいかもしれませんね、

時間はあっという間に過ぎて、外は暗くなってしまいました。


『あら?もうこんな時間だわ、皆さんは今日はどうしますの?』


『荷物は全部持って来てますので、

良ければここで1日泊めて欲しいなと思っていましたが・・・ご迷惑なら帰りますよ』


ルーナさんは焦り、帰らないで泊まってほしいと言われて止められました。

私達が今度来たときに泊めれるようにと、

2人分の暖かい毛布を作ってくれていたみたいです。


用意周到と言いますか、それだけ私達のことを

想ってくれたという事に凄く嬉しかったです。

明日はみんなで滝壺で水浴びをするという予定を立てて、

夜はみんなで仲良く並んで寝ました。



翌日になり、眠気を覚ますために私達は滝壺で、水浴びをしました。


『んー!冷たくて気持ちがいい!』

『目が覚めるね、フワリは羽を濡らしても大丈夫なのかい?』


フワリは軽いので湖に浮かんでいました。


『うん、妖精の羽は濡れても大丈夫なの!』


それにしても、ルーナさんは相変わらずスタイルが良くて羨ましいなー。

ずっと見ていたら気が付かれてしまった。


『そんなに私の身体を見て楽しいかしら?』

『あっ、すいません、見惚れてしまって・・・』


ルーナさんは悪巧みを思い付いた表情をして私に近づいて来ました。


『私だけ見られるのは不公平よね・・・。

リリーさんのもじっくりと見させて貰いますわ!』

『きゃあ!?ルーナさん!?』


ルーナさんは私の背後に回り、胸などを何故かやらしく触ってきました。


『うーん、触り心地がいいわね』

『ふえっ!そこは駄目ですー・・・んっ!』


スフィアとフワリは眺めているだけで助けてくれませんでした。


『なんか、エロイな』

『うん、リリーエッチなのー』

『お願いだから助けてー!!』


うー凄く恥ずかしかったです・・・。

水浴びをしてタオルで身体を拭き、着替えを済まして小屋に戻ると、

ルーナさんがみんなに温かいシチューをご馳走してくれました。

とても美味しかったです。


私達は食器を片付けてから旅に出る準備をして、小屋から出ました。


『みなさん、泊まってくれてありがとう。また来て下さいね』

『はい、必ずまた会いに行きます! 』


私達は手を振って明るくお別れをしました。


森の中を抜け出した頃に私がスフィアに、次はフワリを住んでいる森まで送り迎えしようと相談をすると、フワリが暗い表情をして落ち込んでいました。


さっきまでの様子と明らかに違いますので気にかけました。


『どうしたの、フワリ?元気がないよ?』


フワリの顔を見ると、今にも涙が溢れそうになっていました。


『そうだったの・・・羽が治って飛べるようになったからリリー達といる意味が無くなってしまったの・・・』


フワリは涙を流しながら話してくれました。


『羽が治ったら故郷に帰ろうと思っていたの・・・けどね、

リリー達と一緒にいて気が変わっちゃったの。

私、迷惑になるかもしれないの・・・けど、二人と一緒にいたいの!』


『『フワリ・・・』』


私達は顔を見合わせ頷きました。

そう、答えは決まっていたからです。


『私達もフワリと一緒に旅をしたいと思っていたのよ』

『ああ、だからフワリ。君が私達と一緒にいたいなら大歓迎だ』

『本当!?いいの!!』

『うん、これからもずっとよろしくね。フワリ!』


フワリは嬉しくて私達の元に寄り、飛びながら抱き付いて来ました。

私達の旅はさらに賑やかになりそうですね。

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