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21話

全話の夜の続きです。


柚香sideーーー

まぁ、和也に見られると言うラッキースケベはあったものの明日から作戦に移らないとね。

私が和也を物にするのよ!


「えへへ…和也ぁ…」


しかし、あの女狐をどうにかして追い払う方法はないだろうか。

和也にどうにかして離れてもらわないと、ふたりきりになれないじゃない!


そうよ!今回の作戦で和也と離れなくてはならないのだからその間にアイツを和也に近づけさせないための作戦を練りましょ!


そう誓い私は眠りに就いた。和也の夢を見られるといいな…



翌日ーーー

さぁ、今日は作戦通りにやらないとね。

和也の反応が楽しみだわ!


「あ、姉さんおはよう。」


「………」


リビングに行くと和也が私に挨拶をしてきた。

しかし私は作戦の通りに和也を無視しなくてはならない。

ごめんね和也。

私は内心泣きながら和也に謝る。


「ね、姉さん?」


「………」


私は無言でご飯を食べて1人でさっさと学校へ行った。

私は学校でも和也と目を合わさないようにしている。

和也はかなり困惑していたわね。

この調子で私を恋しく思えば万々歳なのだけど。


「やはりそう上手くは行かないわよね。」


「ん?柚香何か言った?」


「いえ、何も言ってないわ。」


「そう?それでさ、彼がーーー」


私は和也がどんな反応を示してくれるかが楽しみでドキドキが止まらない、友達との会話なんか全く耳に入ってなかった。


「ねぇ、聞いてるの?柚香?」


「うぇ?何が?」


「はぁ…今日の柚香変だよ?なんか凄いニヤニヤしてるし。」


えぇっ!ニヤニヤしてたの!?和也を思う余り顔にも出てたのかしら。

これからは表情にも気おつけなきゃ行けないわね。


「え?そう?ごめんね。」


私は苦笑いしながら謝る。

多分誤魔化せただろうけど、大丈夫かしら?

まぁ、なるようになるわよね。


私はその後気持ちを切り替えて友達との会話に集中した。








そのせいで和也がこちらをじっと見ている事には私は気づかなかった。



和也sideーーー

今日、姉さんがおかしい。

普段は最低限でも会話があるのに今日は一言も喋っていない。

どういう事だろうか、もしかして何かしてしまって俺を嫌いになったのだろうか…

別に、姉さんが俺をどう思おうがどうでもいいが。

なんだろう、何か胸の奥がモヤモヤするような。

そんな感覚がする…


やはり、こういう事は同じ女子である未来ちゃんに聞くか…

もしかしたら気付かぬうちに嫌われるようなことをしてたのかもしれないし…


どうしたんだ、姉さん…



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