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19話

我は帰還した。

柚香sideーーー

今私は自分の部屋の中で落ち込んでいる。

和也の前ではいつも通りで居るが、流石に今回のは心が苦しかった。

和也に姉としか見ていないと言われた。

和也は私を女としては見てくれない。

やはり私は和也と一緒にはなれないのだろうか。

そんな思いが私の胸をきつく締め上げる。


「はぁ…和也、私の…」


まぁ、和也が私の事を女として見てない事は知っていたけどね。

最近、アプローチを増やしたから結構意識してくれてると思ったけど気のせいだったかな?

こんな事で私が和也を諦めるわけがないんだよ!

押してダメなら引いてみろとも言うからね!


「よし、頑張るぞ私!実姉がなんだ!近親がなんだ!クソくらえ!!!」


「最近和也の近くが賑やかになったから和也のいろんな表情が撮れる!」


そう言って盗撮写真の和也をオカズに自家発電をし始める。

こんな感じで諦めが悪い所も柚香の長所だったりする。


コンコンッ


「姉さんどうしたの!?」


「のわぁぁぁぁぁ!和也!?」






和也sideーーー

俺は今ベッドの上に居るが姉のあの落ち込みようを見て寝られないでいる。

今日、姉さんはご飯を一緒に食べようとはしなかった。

ずっと部屋に篭って落ち込んでいるみたいだった。

大体の原因は分かる。

俺が姉さんの信者にどう思っているかと聞かれたと言う話をした辺りから姉さんは落ち込み始めた。

もしかして、俺に迷惑をかけていると思って気に病んでいるんじゃ?

そうだとしたら、俺は姉さんに迷惑なんて思っていないと伝えるべきだ。

姉さんの様な人が俺如きで悩んで時間を潰すべきではない。


「はぁ…姉さん。」


やはり姉さんと1度話すべきだろうか。

姉さんが悩んでいる事を少しでも解消出来るならできる範囲でだが、俺も力になりたいとは思っている。

こうしている今も姉さんは部屋で悩んでいるかもしれない。


「うん、やはり行くべきだな。」


隣の姉の部屋へ行こうとベッドから立ち上がった瞬間、隣の部屋から大声が聞こえた。


「な、なんだ!?」


俺はすぐに部屋を出て姉さんの部屋をノックした。


「姉さんどうしたの!?」


すると部屋の中から姉さんの声が聞こえてくる。


「のわぁぁぁぁぁ!和也!?」


ドタンバタンと姉の部屋は物凄く騒がしい。

って、大丈夫か姉さん!


「姉さん!?」ガチャッ!


「あっ!」


「えっ?」


そこには下を何も履いていない姉の姿があった。


こんなんでいいかな。

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