受付
短めでごめんよ。でも眠かったんだ……。
というわけで私の出番だ。
久しぶりに外の世界に触れると、日の光が余計強く感じる。
それに、空気を吸う必要のない、私と稀有にとって、久しぶりに吸う空気はとても新鮮に感じられる。
本当に、空気が必要なのと必要でないのとでは大違いだ。何せ、喉の渇きは遅くなるし、喋るのに発声する時ぐらいしか吸わなくていい。特に麺類を食べる時、息をしなくていい、つまり、永遠とすすり続けることができるのだ!
まあこんなこと言っても誰も「確かに〜」とは言ってくれないんだけど。
さ、受付受付。人数制限とかなければいいけど。数調整もシード取ればいいからないはずだし……。
よし。行こう。
『おー、待たれいカレンさんや』
『? 何か?』
『なぜこんな豊かな場所がっ……!』
不満だったかな? 改装してみたんだけども。だって真っ白な世界だよ? いやに決まってるじゃん!
『改築』
『いや何もなかったけどな』
黙れポンコツ。私の方が何倍も使えるわ、魔術ごときも扱えないくせに。魔力すら感じ取れないくせに。
でも強い。私より強い。精神世界で、仮初の彼を創造して戦ってみたが、結果は惨敗。
どの攻撃も打ち消される。滅術? あんなもの一瞬で消される。まず魔力を介した攻撃全般が無効化される上に、物理攻撃すらも効かない。馬鹿なの?
本当に意味不明だ。
しかも転移するし、未来は見えるし、攻撃力は右肩上がり。『単体完結』じゃない。何が自分は不遇人間よ。不幸体質よ。
誰よりも幸運な、優遇されたものを持ってるくせに……。
いや、それに気づけないことこそが『不遇』なのかな……。
いやまあ私も私で『火事場』なんて頭おかしいスキル持ってるけど、『連撃の瞬』なんて馬鹿みたいなスキル、なんで持ってるの?
『火事場』は体力40%以下でダメージ50%補正。20%以下で100%補正。10%以下で300%補正。5%以下で700%とかいうアタオカスキルの一つだ。まるでモ○ハン。
「あの、受付ってここですよね?」
「はい! ではこちらの書類に必要事項と書ける範囲で事項をお書きください!」
「あ、鉛筆ください」
鉛筆はあるのにシャーペンはないこの世界。炭素文化はあるらしい。シャーペン発明したら儲かるかな?
『やめとけ。まあ……その。改築、ありがとな。色々と』
あ、これ怒ってる声だ。面倒ごと……管理の手間ができたよ、ってことかな?
まあいいや。基本私が管理するんだし。
「はい、書いたわ」
性別って女性でいいよね? え? だめ?
でも稀有も女性になれるしいいでしょ。
「はい。じゃああなたの番号はこれよ」
番号『12』
そう言えば異世界で闘技ものといえば荒くれに絡まれる、だけど誰一人として絡んで来ないし、むしろ礼儀正しいんだけど?
魔術師=INTが高い=知力が高いだからかな?
まあいいや。
ないならないで、平和なんだし。
モンスター「カ○コンさん、あいつらテントで自傷行為してるんですけど」
カ○コン「……………」
ボクもやった、毒キノコ+小樽爆弾体力調整。




