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絶壁の孤島  作者: Haruto
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3/3

3話 終 Nightmare dream

最終話です。

軽く壁を超えた辺まで一は内壁の湖に突き落とされた。

「グワァァァァァッ助けてくれっ!」

ドボォォォォォォンーーー

いくら水とはいえさすがに痛かった。

「もう嫌だ……こんなとこ逃げ出したい…助けてくれッ」

「大丈夫か?」

聞き馴染みのあるようなないような声が聞こえた。

「なあ無視すんなって大丈夫か?」

そこには7年前喧嘩別れしたはずの友人がいた。

「なんで……」

「なんでってお前が故郷を離れるなら、いくら喧嘩中でもお見送りくりいするだろ?」

「お見送りじゃにくて着いてきてるやん」

「それもそうだな笑」

「とりあえず船乗れよ」

やっと脱出できる。ここまで長かった。本当に長かった。手の肉は削がれて、背中は水に落ちた衝撃で確実に骨が逝った気がした。

「本当にありがとう。」

〜数時間後〜

最後の門の(カンヌキ)を開けて、脱出した。

「そういえば、なんでそんな怪我してんだ?」

「手錠を手の肉削いで脱出したし、周りの血は逃げてる最中に転んで怪我した。」

「うわぁグロテスクだなぁ」

俺は完全に気が緩んでいた。本当にここは安心だと。その時

ドガァァンーーー

船が衝突した。しかもフェリーが事故を起こしたあの時の岩。だがおかしい事に、フェリーノ残骸が跡形もなく消し去られていた。気づくと周りは死体の山だった。

「うわぁっなんなんだよッ、どこまでもしつこいな。」

その時ひとつの死体の腕が一の足を引っ張り、海へ落とした。

「カァッ……息がッ出来ないッ……」

ブクブクブクーーーー

そのまま一は海に沈んだ。

と思っていたが一は目を覚ました。だがおかしい。さっき見た光景だ。全身白のバケモン。おそらく友人が助けに来る「夢」でも見ていたのだろう。

「諦めないぞ……」

「キィェェェェッ」

キィィィィィンーーー

「ぐぅぁッ」

一はさっきより咆哮が頭に響いた。

思わず倒れてしまった。

「ぎぃゃぁぁぁぁぁっ」

「なんなんだよお前っ」

「はじめぇぇッグッ……」

「は?……」

白いバケモンは喧嘩別れした友達だった。そうだそういえば、喧嘩別れして5ヶ月後くらいに失踪したんだ。

「ここ居たのか……」

「ギィェェェェッ」

もう友人でもない白い化け物が足がすくんで立てない俺に近づく。

「やめろぉっ……くるな!ッ」

「グゥァァァァァッ」

「アァァァァァァァァッ」

俺のはらわたを食われる。臓物をむしゃぶりつく。いつの間にか下半身と上半身が分断してたそこには大腸が見えていた。俺はこの絶壁の孤島でバケモンに食い殺される。


もう後戻りは出来ない


絶壁の孤島

Fin


「絶壁の孤島」シリーズを御愛読ありがとうございました。

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