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リーフェルラディアの森 5
リリーは顔を歪めながら返す。
「それ、女性のわたくしに聞くことですかぁ!?
相変わらず、デリカシーがないですよ!
かのユーラシアス・イーゲルの本性がこんなだなんて、世の女性たちに知らしめてやりたいですよ!」
ユーラシアスは思わず、渇いた失笑がもれでる。
そして、本性ねぇ。と心の中でつぶやく。
人は共通で他人に晒している面と親しい人にだけ晒している面を対比するものらしい。
けれども、思うのだ。
自分の知っている一面が複数ある場合にはどちらを本性だと思うのか?
結局のところ、自分の信じたい面をあれこれ理由づけて本性と呼ぶのに相応しいと結論を下しているのではないのか?
ただ、自分の、感情と言われるものに従ってその人物を見ているだけなのではないか?と。
どんなに近しい人でも、言葉は悪いが所詮は他人だ。人は本当に、他人に容易く自分の弱点となる点を晒すのだろうか?
理解できない。とユーラシアスはひとりごちる。




