第21話:『記憶』
一方炎牙達
阿木「とりあえず、アイゼンの死体を連れて帰るか」
三葉「そうだな」
その時、森の奥から何かが現れる
炎牙「危ないッ!」
八岐大蛇の首は炎牙の左腕に噛みつき、引きちぎる
炎牙「くっ、おるぅあ"ぁ"」
炎牙は右腕から炎を出し、八岐大蛇の首を焼き尽くす
三葉「炎牙さん大丈夫ですか」
炎牙「左手を持ってかれたが、なんとか」
阿木「早くここから離れよう」
阿木はアイゼンを担ぎ、三葉は炎牙に肩を貸し、海から街へと戻る
一方、アスド達
アスド「ふぅ、これで、全部倒せたかな」
安藤「そうですね、、」
意識が朦朧とし、倒れそうになった俺をアスドが支える
安藤「あ、ありがとうございます」
アスド「あれだけ戦ったんだ、そりゃ疲れる」
疲れ切った顔で安藤はしゃべる
安藤「あの、頼みがあるんですが」
アスド「なんだ」
安藤「犬夜さんの家まで、お願いします」
アスドは頷き、安藤を背負って犬夜の家へ向かう
数十分後、みんなは犬夜の家で集まっていた
炎牙「犬夜さん!」
犬夜はボロボロの状態で横たわっている
阿木「ひどい怪我だ、早く病院に」
犬夜「俺は大丈夫だ、それより、何があったんだ」
安藤「実は...」
安藤は今起こったことを全て話す
犬夜「なるほど、それで、そこの子が裏切り者か」
そう言い、犬夜は倒れたアイゼンを指差す
阿木「うん、、仲間だと思ってたんだけどな」
炎牙「ただ、あいつらについてよく分からず仕舞いだ」
犬夜「それなら、トトが役に立つ」
トト「分かった、この子の記憶を見るんだな」
三葉「記憶?」
トト「まぁ見てろ」
トトはアイゼンの頭に手をかざす
そうするとアイゼンの体から本が出てくる
安藤「なんだこれ、本が出てきたぞ」
トト「これがアイゼンのこれまでの記憶だ」
安藤「トト、そんな能力持ってたのか、、、」
トト「あぁ、だが死体にしか効果はない。残念ながら使い勝手は悪いな」
炎牙「それなら、ありがたく使わせてもらおうか」
トト「それじゃあ見るか」
トトは本を開く
17年前、アイゼンは小さく貧乏な家に生まれた
アイゼンの国は戦争のため、子供はすぐに軍事施設へと向かわなければならなかった
拒否権は無い、拒否すれば犯罪者として捕まってしまうからだ
アイゼンは10歳で家を離れ、軍事施設へと向かった




