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05

「えっ?...」私は驚いた。【意表を突かれた】というか【予想外】というか...とにかく私は驚いた。

「ちょっと待って。今何色って?」

「だから【水色】だよ。ライトブルーだよ。」彼女は少し苛立っていた。

「【太陽】の色が?」

「そうだけど...」と彼女はまるで不思議なモノを見る様に言う。しかし確かにそれは奇妙だ。普通に【小学生】が【太陽の絵】を描くとしたら大抵は【赤】だ。たまに【黄色】で描く人も見るけれど、【水色の太陽】というのはどんなに頑張って描いても【不自然な絵】になってしまう。無理がある。

「あのさ、マサちゃん。私はまだ【この話の落ち】を語っていないんだけど...。」と、考え込んでいた私の顔を覗き込む。

「いや、まぁなんとなく想像出来るけどさ。」

私は彼女に言った。彼女の結論を聞かないで。話の結果を聞かないで。「要するに、普通は【赤】で描かれる筈の【太陽】がまるで違う、反対色と言っても過言では無い【水色】を皆が使っていた事が気持ち悪いと感じたんじゃ無いのか?だからさっきリコちゃんは【色の重要性】を私に言ってくれたんじゃないの?そしてそれを言うために私にわざわざ十年以上前の出来事を私に」

「マサちゃん!」彼女は遮った。私の推論を。私の水論を。大きな声で遮った。

「全然違うから。私の言いたいことは、そうじゃないよ。」そう言って彼女は私を見て語った。結果を。結論を。

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