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0日目 : 主人公、ムズカシイ。

はじめまして。隠実カクレミノルです。ラノベ・漫画・アニメが大好きなただのオタク高校生です。ただ思いついた物語を書いてるだけの拙い文章ですが、温かい目で見てもらえると嬉しいです。

 「誰でも主人公になれる」

 

 なんて綺麗事があるけど、そんなのまるっきり嘘だ。

 現に俺は主人公になれていない。


 アニメとかラノベでは中学生・高校生の見た目の冴えない人が主人公になってたりする。

 しかし、どれだけ冴えなくても主人公に当たる人物には決定的なナニかがある。


 例えば、スポーツができたり、勉強ができたり、人一倍強い正義感があったり、etc……

 そんな万能な奴だけじゃない、ドジでマヌケでも主人公になってる奴もいるくらい。


 じゃあ俺にはナニがあるだろうか……

 スポーツ?持久走じゃ、毎回みんなに見守られながら完走してたぞ。

 勉強?自慢できるような成績は取ったことがない。

 正義感?不良に絡まれてる女の子を助ける?チビっちゃうぞ、そんなの。

 顔にもなんら特徴がない。つまりは、モブ(背景)だ。

 と、まあこんな感じでそもそも俺は主人公にふさわしくない。

 ……と思う。多分。


 俺の朝は遅い。七時半に起きて、八時に家を出る。


 「ふぁ~あ……」


 別に夜遅くまで起きているわけじゃない、ただ眠い。それだけ。

 学校は家からバスで十分くらいの場所にあって、毎朝眠気と闘いながらバスに揺られている。

 

 眠気強い。

 

 学校に着いて何かあるわけでもなく、それなりに知り合いがいて軽く挨拶をするくらい。

 そのあとは席についてHRが始まるまで何も考えず虚空を見てるだけ。

 これが俺の朝のルーティーン。良い朝だ。


 「はい、みなさん席について」


 HRはいつも流れるように始まる。

 

 「連絡事項は特にありません。じゃあHRを終わり……そうだ、今から席替えをします」

 

 ドッと教室が騒がしくなり、至る所から

 

 「席替え!?マジで!?」

 「ドキドキしてきた~!」


 などと聞こえてくる。

 ただの席替えにどうしてここまで騒がしくなるのだろうか。


 ……隣誰だろ。


 席替えはくじ引きで決まる。

 特にどの席が良いとかはない。強いて言うなら、ロッカーに近いところがいいかな。早く帰れるし。

 くじは、出席番号一番から順に引いていく。

 ちなみに俺は十七番。四十人中、十七番。真ん中くらいだね。


 「みんなくじ引き終わったね?じゃあこれを見て移動して~」


 みんな一斉に黒板に張り出された紙を見る。


 「うわぁ~、ハズレじゃん。最悪……」

 「やったー!隣じゃん♪」


 新たな席に落胆するやつもいれば、喜んでいるやつもいる。

 かく言う俺は……


 「えーっと……あ、ここか。ん?ここって……」


 窓際一番後ろの席。主人公席というやつだ。


 おう。マジか。

 

 ……まあいい。肝心なのは隣の席だ。隣の席が誰なのかによって、今後の居心地の良さが変わってくる。


 「あ、東雲(しののめ)君……?えっと、これからよろしくね」


 うわ。すっごい良い笑顔。綺麗だなぁ……

 って、違う違う。スクールカースト上位の菜々瀬心春(ななせこはる)さん?!


 「あ……はい。よろしくお願いします……」


 いやいやいやいや、まてまてまてまて。

 俺は俗にいうモブ(背景)キャラってやつだぞ。

 そんなやつがラブコメでは、確実にメインヒロインを飾っているであろう菜々瀬さんの隣の席だなんて……

 そのうえ主人公席。これってもう俺、主人公なのではないだろうか。

 いや、自惚(うぬぼ)れるな。こういうのは結局なにも起きないのがオチだ。

 だから、変な期待はするんじゃない。

 

 ……でも、こんなの少しは期待してしまう。

 俺だって、好きでモブ(背景)やってるわけじゃない。

 アニメ・ラノベが好きだからって二次元に恋してるわけでもない。

 できることなら、絵に描いたような青春がしてみたい、心ときめくような恋がしてみたい、


 主人公になってみたい。


 そう思ってしまう。

 今の今まで、こんなにも自分の気持ちに素直になったことはない。

 ずっと、溢れてくる気持ちに蓋をして生きていた。

 もう……そんなことやめてしまおうか。高校生になったんだしな、心機一転。

 自分を変えるいいタイミングだ。

 

 でも、自ら主人公を目指すってそんなことができるのだろうか。

 勝手な思い込みだが、主人公って気づけばなっているみたいな感じじゃないのか?

 誰しも目指してなってるわけじゃないような……

 そもそも、どう生きていれば主人公と言えるのだろう。

 考えても無駄か。こういうのは、


 当たって砕けろ


 だ。

 少しの不安はあるが、今はそれ以上にワクワク感が大きい。

 焦らず、ゆっくりと、一歩一歩進んでいけばいい。

 まずは、ヒロインとの接点作りだ。

 こういう時はさりげなく、そして違和感のない会話を持ち掛けることが重要だ。

 ……多分。わかんない。

 ほぼ初めましてだからな、無難なのは天気の話だろう。


 「あの、菜々瀬(ななせ)さん。今日はいい天気だ……ね……」


 ……いない。

 隣にいたはずの菜々瀬(ななせ)さんがいない。それどころか、教室が空だ。

 なんでだ?

 ……一時限目移動教室かよ。


 ……撤回(てっかい)する。少しじゃない、すごく不安だ。不安でしかない。

みなさんにも席替えの経験あると思います。……あるよね?

このお話は高校生の時、席替えの後にポっと思いついただけのお話です

「席替えで主人公席になって、そこから主人公を始めるみたいな話おもしろいんじゃない?」

的な考えから生まれました。

おもしろかったらいいなぁ~……

執筆のペースがすご~く遅いので毎日投稿なんて夢のまた夢……

書けるときに書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします!

拙い文章ですが「この先が気になる」「頑張れ!」と思ったらブックマーク・☆評価などお願いします!執筆の励みになります!

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