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シェルビエント攻防戦4

「……なるほど。イファール様が警戒するはずですね」


 イファールの隣に立つシャクトがそんなことを口にする。

 戦闘が始まってからすでに軽く数時間が経過している。

 シャクトの記憶が確かなら、自分たちがここまで梃子摺る相手は魔界内にもまずいなかった。


 ライオスが戦っている相手は、身体能力、魔力、共にライオスを大きく下回っているにもかかわらず、手にした棒状の武器と巧みな魔法捌きによって見事にライオスの動きを封殺している。


 もう一人の巨漢の獣人は、30分も持たないのではないかと思うような尋常ならざる動きを維持したままこれまで戦い続けている。


 両者とも非常に戦うのが上手い。

 恐らく、ライオスが戦えば巨漢の獣人は既に感電死しており、槍使いの方は岩石の山に押しつぶされていることだろう。

 意図しての事かは知らないが、選敵の仕方ひとつとっても見事なものである。


 それに加えて北からの襲撃も成功していない。

 ベヘルが長い時間をかけて支配した大山脈外周部の竜種の群れを叩き込んだというのに、未だに砦の地に届く兆しさえ見えない。


 竜人族は、竜種を従えることが出来る。

 ゆえに、大山脈に住む竜たちを従えれば魔界を席巻するのは竜人族だ。

 魔界内でそう考えている者は多く、それゆえに竜人族が大山脈へと近づくことは強く警戒されていた。


 特にそのことを警戒していたのはテオローグ率いる悪魔族である。

 竜王ガンドラが竜人たちを率いて大山脈に乗り込まぬように魔界の北部を縄張りとしていたのはそう言う理由があっての事。

 

 だが、イファールがテオローグを始末した後、北の縄張りが解放され、ベヘルは大山脈内に住む竜を少しずつ配下に加えて行ったのである。

 

 かつてガンドラの元を追放された竜人族の異端児。

 イファールによって拾われ、忠誠を誓っているベヘルが念入りに仕込んだであろう北部からの襲撃は、作戦その物がとん挫しているとは到底考えにくい。

 

 となれば、北部からの襲撃は、察知された上で止められているということになる。


 ベヘルとセネルを配置しているため、そうやすやすと全滅するとは思えないが、ここまで音沙汰がないとなると北側の戦力を当てにするのは諦めたほうがいいだろう。


「イファール様。いかがなさいますか?」


 静かにそう問いかけるシャクトに対し、イファールは黙したまま戦場を眺めている。

 先ほどから、まるで人間界の住人の戦い方を盗もうとするかのように真剣に、瞬きを忘れたかのように、隣に立つ魔王は鋭い眼光で戦場を眺めていた。


(やれやれ、全く、この方は)


 その姿にシャクトは内心で嘆息と賞賛を送る。

 すでに魔界内に敵なしと言えるほどに力を持っているというにもかかわらず、この魔王はまだ先を見据えている。

 人間界の住人の持つ戦いに関する巧さを盗もうとしているのだ。


「イファール様。私が打って出ても?」


「……」


 黙するイファールに対しシャクトは言葉を続ける。


「状況は拮抗状態となっています。北側にも何かがあったのは間違いありません。となれば、眼前の戦況を解決する必要があるかと思われますが?」


 シャクトの問いに、イファールは睨み殺さんばかりの鋭さで戦場を眺めたまま頷いた。


「私も同様のことを考えていた。自ら出るかどうかをな」


 その答えに、シャクトは苦笑した。


「ご冗談を。あなたが出張れば、人間界の勢力と共に我々も全滅してしまいます。どうか、ここは私にお任せを」


 そう言って、シャクトは眼前の戦場目指して闊歩した。

 ライオスのように突撃するわけでもなく、ゴライアスのように忍び寄るわけでもなく、ただ堂々と戦場に向けて歩を進めていた。


「……とは言ってみたものの」


 だが、いざ戦場に交じろうとした時、シャクトの目の前に隻腕の男が立ちはだかった。


「邪魔が入るに決まっている。か」


「そう言うことですね」


 シャクトの眼前に現れた男は、うやうやしく一礼をした。


「連合軍総指揮、ジェクトと申します」


「ふ。人間界では死合う前に名乗りを上げるものなのか? ならばこちらも名乗るとしよう」


 そう言って、シャクトはその身に炎を纏わせながら口を開いた。


「我が名はシャクト。魔王イファール様の腹心にして、魔将を束ねる者だ」


「では、よろしくお願いいたします」


 シャクトの名乗りに、ジェクト将軍は頷く代わりに氷を生み出して応じた。



 


 



『風弾』


 北の戦場にて、フィナリアは迫りくる無数の風弾を叩き落としていた。

 だが、その呼吸は極めて荒い。

 

 だがそれも当然。

 セレスティーナもかくやと言わんばかりの超長距離射撃は戦場全体にまんべんなく叩き込まれているのに対し、フィナリアはそれを一人で対処しなければならないのだ。

 

 現在飛竜迎撃のためにこちらに出向いている部隊はおよそ5000。

 飛竜はそれなりに数を減らしているものの、未だに戦況は互角。

 ゆえにフィナリアが風弾を後方にそらしてしまえばそれだけ戦場が不利となる。

 

 フィナリアが加わったことで持ち直したが、その直前の連合軍は瓦解寸前だったのである。

 目の前の飛竜の群れだけでも厳しいというのに、それを援護する敵がいるという事実に連合軍の士気は著しく下がっていたのだ。


「ふぅ。『風弾』」


 迫りくる風の弾丸に対し、フィナリアは同じく風弾をぶつけることでそれに対処する。

 敵の風弾の威力はおおよそ掴んでいるため、フィナリアはそれよりも一回り弱い風弾を用いて風弾を迎撃している。

 そうやって魔力を節約しているため、魔力量そのものには十分な余裕がある。

 

 だが、フィナリアの問題は別にあった。

 敵の風弾はおおよそ初級魔法とは思えないほどに高速で射出されているため、見切るのが非常に難しい。

 一つ二つであれば造作もないのだが、それが連続で放たれるとなるとフィナリアの集中力をもってしても厳しいものがあるのだ。


 だが、もし防御を緩めれば間違いなく連合軍はこの風弾によって援護された飛竜の群れに飲み込まれる。

 それまでに飛竜を全滅させることが出来れば問題はないのだが、地上に降りてきている飛竜の数は少なく、上空には未だに50を超す飛竜がいる。

 

 ファーレンベルクという足場なしに倒すには多すぎるのだ。

 

 ヒィン!


 鋭い風切り音と共に風弾がフィナリアの上を通り抜ける。

 先ほどから集中力が切れかかっているのか、後方に逃がす風弾の数が増えてきた。

 フィナリアとて精密な魔力運用には自信があるのだが、この敵は格が違う。

 まるでセレスティーナと遠距離戦を行っているような気分になりながら、フィナリアは再び集中力を振り絞って迫りくる風弾を叩き落とす。


 幾百度目かになる風弾を発動させるフィナリアは、次に迫りくる風弾を察知する。

 真っ直ぐに自分めがけて飛来する風弾を前に、フィナリアは再び風弾を以て迎撃した。


 が、自分めがけて放たれた風弾は、フィナリアの風弾を飲み込んで真っ直ぐにフィナリアめがけて飛来した。


(しまった!)


 先ほどまで連合軍に向かって放たれていた風弾の威力は常に一定だった。

 ゆえにフィナリアも無意識下で同威力の風弾を以て迎撃していた。

 今自分めがけて飛来する風弾も見た目そのものは同じだったために、フィナリアは同威力の風弾を以て迎撃したのだ。

 

 だが、それは失敗だった。

 敵は見た目が同じでありながら、魔力の密度を大きく高めた風弾を放ってきたのである。

 目を凝らせば発している魔力の波動からそのことを見抜けたはずなのだが、集中力を大きく削り取られたフィナリアは無意識的に同威力の風弾と思い込んでしまったのである。


 だが、それに気づいても後の祭りである。

 もうすでにその風弾はフィナリアの眼前に迫っていた。

 回避が間に合うタイミングではない。

 

 だが、せめて致命傷を避けようとフィナリアは体をひねった。

 しかしそれでも及ばない。

 風弾は過たずフィナリアの眼前に迫り……。


 パアアアアアン!!


 直後、着弾する直前に破裂した。

 

「…な、何が?」


「危ないところじゃったのう。フィナリア」


 戸惑うフィナリアに、聞きなれた女王様の声が響いた。


「セレスティーナ様。それに、トリストス様まで」


「よう。ジェクト将軍に言われてな。こっちの援護をすることになった」


 そんな軽口をたたいた直後、セレスティーナめがけて先ほどと同様の風弾が放たれる。

 その風弾を、セレスティーナは即座に風矢を放ち撃ち落とした。


 ガガガガガガガガガガガガ!!!!!!


 そんな音が戦場に響き渡る。

 魔族側の風弾使いが放つ風弾を、セレスティーナが全て寸分の狂いなく叩き落としたゆえにである。


「……女王。敵はあんたと同じくらいの狙撃手じゃないのか?」


 その光景にトリストスが警戒心をあらわにそんなことを口にする。


「その様じゃな。大山脈の麓から狙ってきておるわ」


 トリストスの一言に、セレスティーナはそう答えた。


「なら、俺が仕留めてくる」


「いけるか?」


「女王は俺に勝てると思うのか?」


 トリストスがにやりと笑って不遜な言葉を告げる。

 それに対し、セレスティーナは苦笑して首を横に振った。


「と言うわけだ。狙撃手は俺と女王に任せて、お前は後ろの部隊を立て直せ」


「……」


 しばしの間トリストスの指示に対してフィナリアは頷けずにいた。

 それに対し、トリストスは上空を見上げた。


「あいつが心配なのは分かるが、今はあっちが先決だ。分かってるんだろ?」


「……勿論です」


 クウヤの心配をしているフィナリアの内心を見透かしたトリストスの一言に、フィナリアは上空を見上げて頷いた。

 そこでは、漆黒の飛竜にまたがる竜人ベヘルと、全身を燃えたぎらせた炎鳥の激戦が繰り広げられていた。









「……なかなかにやるわね」


 大山脈の麓にて、セネルは連合軍を狙撃しながらそんなことを呟いた。

 先ほどから無数の風弾を叩き込んでいるというのに、その9割以上が人間界の魔導師に叩き落とされている。

 

 セネルは、魔将内でもっとも魔力の運用に長けているという自負がある。

 実際問題、単純な射程距離と精密さでいえば魔王イファールにも負けない自信があるのだ。

 

 だが、そんな自分の風弾を、人間界の何者かは見事に叩き落としている。

 とはいえ、時を経るごとに後方へと逃す数が増えているため、恐らくは余裕はないのだろうとセネルは当たりを付ける。


「なら、これでどう?」


 直後、セネルはこれまでの風弾に3倍の魔力を込めて発射する。

 幾度にもわたる迎撃は見事の一言だが、後方にそらすということは余裕がない証拠でもある。

 そう考えたセネルは、本人を直接狙い、なおかつ強力な風弾を用いれば意表を突けるのではないかと直感的に悟ったのである。


 そして目論み通りにセネルの攻撃は敵の風魔導師の風弾を飲み込み、そのまま真っ直ぐ風魔導師めがけて迫った。


「……?」


 だが、直後来るべきはずの手応えがないことにセネルは眉をひそめた。

 敵の風魔導師を打ち抜くはずだった風弾が、着弾する直前に何かに撃ち落とされたのである。


「……」


 敵の風魔導師を打ちもらしたことに眉を顰めながらも、セネルは攻撃の手を緩めるわけにはいかないとばかりに攻撃を続行する。

 だが、直後の出来事に今度は眉間にしわを寄せた。


 放つ風弾が全て叩き落とされているのである。

 それも、先ほどまで自分の風弾を撃ち落としていた風魔導師よりもはるかにこちらに近い距離で、である。


 さらに、その謎の狙撃手の元から何者かがこちらに向かってきている。

 あまりにも静かな足音から、相当な手練れであることは容易に察しが付く。


「………」


 突如現れた自分と同等であろう狙撃手と、その元から放たれた手練れに対し、セネルは一気に警戒心をあらわにした。

 

「……ベヘルは、例の炎鳥の相手で手いっぱいのようね」


 そう呟き、セネルは攻撃対象を連合軍から迫りくる何者かに切り替えた。

 







「ピュアアアアアアアア!!!!」


「オアアアアアアア!!!!」


 上空にて一人と一匹の気迫がぶつかり合う。

 先ほどからファーレンベルクは全身に炎を纏わせ、まっすぐに黒竜めがけて突撃を繰り返している。

 そのせいで黒竜の竜燐は所々が焼け焦げている。

 

 だが、それでも致命傷には届かない。

 なぜなら、突撃をするたびにベヘルが手にしている棍棒を以てファーレンベルクを叩き飛ばして引きはがすからである。


「くそ、何でできてんだあの棍棒は!」


 ベヘルの腕力そのものも相当なものだと断言できるが、ファーレンベルクを叩き飛ばせるほどの攻撃を幾度も繰り出しておきながら、あの棍棒はまるで応えた様子がない。

 フィナリアの断空閃で切れなかった時点で相当頑丈な代物だとは思っていたが、それにしてもベヘルの膂力も相まってファーレンベルクをもってしても踏みとどまれないほどの威力の攻撃が叩き込まれるのだ。


 ファーレンベルク自体にダメージはなさそうなのだが、おかげで十分なダメージを与えることが出来ずにいる。

 しかしそんな俺たちに対し、ベヘルの方も忌々しそうに表情を歪めている。


「お前、さっきまでとは別人のような無謀さだな」


「そりゃどうも」


 ベヘルの問いかけに、俺は軽口を返す。

 フィナリアを下ろしたのち、俺はファーレンベルクにかなり攻撃的な命令を下している。

 そのせいでさっきからファーレンベルクはかなりアクロバティックな飛行を繰り返しており、俺は背中から振り落とされないようにしがみついている。

 

 その甲斐あってか、敵の黒竜は完全にファーレンベルクの動きについて来てておらず、機動力で完全に圧倒しているのだ。

  

 しかしファーレンベルクが本気で攻撃体勢になった場合は乗っている俺たちは身動きが取れない。

 フィナリアならば俺のように無様にしがみついたりしないだろうが、それでも先ほどまでのように戦うことはできないだろう。

 

 それならばいっそフィナリアには降りてもらっていた方がいい。

 俺はファーレンベルクの背にしがみつきながらそんなことを考えていた。


「ふむ。お互いに膠着状態と言える状況だな」


 棍棒で肩を叩きながら、竜人ベヘルはそんなことを口にした。


「……そうだな」


 ベヘルの一言に、俺は頷いた。

 こちらは機動力で勝っているが、敵のベヘルは圧倒的な耐久力を以てファーレンベルクの攻撃を凌ぎ続けている。


 ゆえに互角。

 

 魔法攻撃を持たないベヘルにはファーレンベルクにダメージを与える手段がないはずなので、このまま続けていれば向こうの方が先に疲弊するはずだが、それよりも先に俺がファーレンベルクの背にしがみついていられなくなりそうだ。


「クウヤと言ったなお前」


 そんな俺に、ベヘルが突如声をかけてきた。


「一つ聞いておく。お前も地に降り、その炎鳥にのみ戦わせても何の問題もあるまい。なのになぜお前はその場から降りない?」


 ベヘルの問いに、俺はしばし考えた後に答えた。


「この戦いを、自分の目で見ないといけないからだ」


「……お前の目で見てどうなる?」


 そんな俺の答えに、ベヘルは棍棒を構えたまま問い返す。

 それに対する俺の答えは既に決まっている。


「俺の目的は、あんたたち魔族のことを知ることだ。もし俺がファーレンベルクから降りてその戦いを眺めるだけだったら、こうしてあんたと話をすることもできなかった」


 こうして戦ってみて、俺はベヘルの幾度も言葉を交わした。

 もし俺がベヘルの言う通り戦いをファーレンベルクに任せて入れば、間違いなくそんなことにはならなかっただろう。

 

 そんな俺の答えに、ベヘルはにやりと笑った。


「俺たちのことを知るだと? お前はそんなことのために力ない身でありながら俺と対峙したのか?」


「ああ。そうさ」


「……つくずく面白いやつらだな。魔界にはそんな酔狂な考え方をする奴らなどいないぞ」


 そう言うと、ベヘルは突如目つきを鋭くした。


「魔族のことを知りたいと言ったな。ならば教えてやろう。魔界に追いやられた我々の怒りの深さを」


 そう言うと、竜人ベヘルは初めてその身から殺気を振りまきだした。

 これまでは様子見だったのか、その身から放たれる闘志は尋常なものではない。


「ファーレンベルク。下がれ」


 恐らく、ベヘルは決めるつもりなのだろう。

 ファーレンベルクに攻撃が効かないのは承知の上だろうから、恐らく狙いは俺だ。


 そう考えた俺は、ファーレンベルクに命令して一度後方にゆっくり下がらせる。


 逃げるためではない。

 助走をつけて一気にかたをつけるためだ。

 ベヘルもそれを承知なのか、濃密な殺意と闘志を燃やしながら棍棒を構えている。


「いいか。俺の事は気にするな。思いっきりあの黒竜に突っ込め」


 俺の命令に、ファーレンベルクは頷いた。

 恐らく、ベヘルが次に繰り出す攻撃は捨て身の一撃だろう。

 なら、こっちも保身のことを考えては対処しきれない。


 十分な距離が離れた後、俺は一度大きく息を吸い込み、ファーレンベルクの背にしがみつきながら命令した。


「突っ込め!」

 

「ピュアアアアアアアアア!!!!!」


 俺の命令に対し、ファーレンベルクは大きく叫びながら羽ばたいた。


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