128.
127と128話が同じでした。127話を修正してます。
ティルはピクシー、そして新兵を引き連れて、妖精郷へ調査に向かうことになった。
「てぃるは死んだ~……死んだ~……うう~……」
自室で遺書を書いていると、ぴょこっ、と誰かが机の上に顔を覗かせる。
「カイウス様?」
「ちる……? しんじゃうのぉ……やぁ~……」
(カイウス様……てぃるが危ないとこへいこうとしてるのを、察したんだ……。優しい人ですぅ~……でもぉ~……)
ティルは知っている。
経験則で知っている。
……後ろを振り返ると、扉が半開きになっていた。
見えずともわかる。
(絶対……いる! ミシェル様……見てる!)
おそらく扉の向こうには、冷徹妃がいることだろう。
可愛い可愛いカイウスが、どこかへ行くのを見て、後に付いてきたに違いない。
(あんま仲良くしてもてぃるの寿命が縮むし……かといって、カイウス様をないがしろにもできないしなぁ……)
「ちる? ちる? だいじょーぶ?」
……結局は、自分を慕うこの子を、むげにはできなかった。
「大丈夫ですよぅ」
「でもしんだぁって……」
「あれはその……」
なんて言ったものか迷っていると、壁の向こうから「バキィ!」という音が。
(怒ってるぅ! 悲しませるなってことですぅ? でも仲良くすると貴方怒るでしょぉ!?)
ティルはミシェルとカイウスの間で、板挟みになるのだった。




