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夜半の月

 悲しく、寂しいかな。

 すべてが時代の流れとともに変わり果ててしまった。

 庭の池は枯れてしまい、地面が見えないほど草木も伸びてしまっている。

 

 我が城も、朽ち果ててしまい今は誰もいない。

 そこにあるのは、時代とともに忘れ去られた面影と城主の思い。

あの頃の平和は何処へいったのか……。

民たちの歓喜な宴も今は聞こえない。

 

 しかし、あの月だけは変わっていない。

 闇夜を照らす優しくも美しい光は、一体誰のために輝いているのだろうか……。

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