突破口
「ハハハ^^即興で作った剣じゃこの槍には勝てないよ^^v」
「『穿け、グングニル』」
言葉と同時にチャン・ディオールが槍を投擲!!
槍は真直ぐにインフェルノカイザーへと飛ぶ。
「うおおおおお!!!」
インフェルノカイザーが槍に作り出した剣で斬撃を放つ。
槍の切っ先と"刃"が交わり、周囲にレモニカルエネルギーが拡散する!
「まさか…」
チャンの笑顔が一瞬だけ消えた
そして…
「穿て!グルングニルンッ!」
キィン!!
槍と作り出した剣が相殺。
双方ともバラバラに砕け散る。
「そ、そんな…?」
「チャン!前だ!」
予想外の事に動じるチャンに後ろからクリスが注意を呼びかける。
「しまっt」
「遅い!」
インフェルノカイザーは一瞬の隙にチャンの懐に飛び込んでいた。
そしてチャンが気づいたときにはインフェルノカイザーの拳が眼前へと迫っていた。
「ガントレットォ!」
ズドゴォォォッォ!!!
インフェルノカイザー渾身の右ストレートが襲い掛かる!!
チャンは防御する術もなく、思いっきり吹き飛ばされた。
「ハァ…ハァ…」
シュワァ…
インフェルノカイザーの渾身の攻撃を見届けるように覚醒-バースト-が解ける。
右腕に纏っていた深黒の武装は闇に還元され、指輪へと吸い込まれる。
覚醒-バースト-にも弱点はある。
インフェルノカイザーは覚醒-バースト-を取得して間もない。故に発動していられるのは5分が限界なのだ。
また、ダーク・ブラッド・ストーンを作成するという無理やりな闇のオーラの物質化により覚醒-バースト-を維持するエネルギーはインフェルノカイザーの身体からいっきになくなっていた。
再度発動するためには『覚醒ゲージ』を貯めねばならない。
※○ボタン長押しで無防備になるが急速チャージができる
「…やったか…!?」
観戦していたウルフが呟いた。
「は…はは^^;流石にいまのは効いたよ^^;;;」
「っ!?テメェ…!!」
チャンがよろよろとクリスのもとへと戻る。
「チャン、大丈夫か?」
「ハハ^^兄さん、これは久しぶりに"アレ"の出番かもしれないよ^^^」
そういうとチャンは懐から腕輪を取り出した。
そう。増幅器-ブースター-(幹部仕様で派手)である。




