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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第七章 ~覚醒、封印サレシ太古ノ力~
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交わりし闇

「カルロとウィールがやられただと…?」


連邦軍のとある施設内。

連邦軍の幹部、クリス・ディオールは部下から部隊長の死を報告されていた。

クリスの部隊の中で1位2位の実力を持つ2人がやられてしまうなど予想だにしていなかった。


「…至急フラッシュタウン近辺に捜索隊を派遣し、インフェルノカイザー率いる団体を炙り出せ!私自ら引導を渡してやろう!」

「はッ!」


クリスの指示に部下は答え、クリスの前を後にする。





「フフ、面白い事になりそうだな^^」

物陰よりクリスの弟、チャン・ディオールはその始終を不適な笑みと共に見ていた。





―――――――――――――――――――――――








気がつくとインフェルノカイザーは荒野に立っていた。

辺りは閑散とし、微風が髪を撫でる。


「クク…久しぶりの死煉の扉か。親父との修行時代を思い出すぜ…。」


その瞬間、背後に気配を感じて振り返る。


そこには影。人の形をした影が闇のオーラを発しつつ仁王立ちしている。


インフェルノカイザーはその影に違和感を感じた。

見覚えのある逆立った髪。

17歳の誕生日にプレゼントされたユニ黒製の「ダークロングコート」。闇の刺繍がお洒落。


「俺…!?」

そうその影は紛れも無くインフェルノカイザーであった。




ダッス!!


その刹那、影はインフェルノカイザーへ向け突貫。

距離はあるものの迎撃しなければ死―DEATH―は免れない。



「"俺"を倒すのは気が引けるがしかたねぇ!」

インフェルノカイザーは右手を前にかざし、呟く。


「覚醒-バースト-」




しかし 指輪は 何も反応しない!▼









「え?」


ドゴス!!!


「ぐあああああああt!!」

影の蹴りがインフェルノカイザーの胸元にヒット。

防御体勢をとっていなかった為、思いっきり吹っ飛ばされる。


(ハァ・・・・・・・・・なんで私だけ・・・・・・・・)




インフェルノカイザーは70mほど吹き飛ばされ、地に落ちた。




「グハッ!」


インフェルノカイザーは地に落ち、暫く丸太の如く横に転がり、そして仰向けになり静止した。

闇のオーラが身体を痛めつける―これは己自身の闇の力である。インフェルノカイザーは自身の力を思い知った。


「フン…こんな程度じゃよぉ…全然効かねえ…って」


インフェルノカイザーは身体の状態とは反対の口で、足を地に叩きつけ起き上った。

闇のオーラが身体の節々を締め付けるような痛みが襲いかかる。が、インフェルノカイザーは己の使命を忘れてはいなかった。

No abandon…断念は不可也


己の影はザッ、ザッと荒野の草を踏みしめ、足音を立てインフェルノカイザーへと体を正面に向かい合わせた。

影からはインフェルノカイザーのあの闇のオーラが噴出していた。


「俺は俺を越えなければならない…ククッ…こんな難題…抱えたこと無い…」


インフェルノカイザーも同様に闇のオーラを噴き出した。オーラの量は言うまでも無く、互角―

ただ…身体のダメージはインフェルノカイザーの方がおおきかった。

覚醒―バースト―を出しそこなった…。そして影の技をまともに喰らってしまった。


(覚醒の出し方がよく分からねぇ…が、分からねェなら従来通り戦うしかないか)



ダッスイ


インフェルノカイザーは地を蹴り、影の懐へと飛び込む。両手には闇のオーラ。

影は両手を前に突き出し、インフェルノカイザーの体を止めようとする。

インフェルノカイザーは影の前で手を地面に突き、その勢いで宙へと舞う。

影は上へ向き、突きだしていた両手をも上へ向け、闇のオーラを放つ。


インフェルノカイザーは身体を捻らせ、放たれた闇のオーラを避ける。そしてそのまま影の真上へ来た所で


「ヤミノマァァァァァァ!!」



ドゴオオオオオオオオオオンッ!!!!1


空中でのヤミノマ―

基本ヤミノマは地上で地に足をつけ踏ん張った状態で発射する。何故なら闇のオーラの膨大な噴出量で作用・反作用の法則に基づき自身に多大なエネルギーが生じ、吹き飛ばされるからだ。

それを空中で放つ事はめったに無い。所謂高等技術だ。

インフェルノカイザーはヤミノマでロケットのようにまた高く舞い上がった。


「ダーク・グラビティ…」


フオン


ピタリと宙で身体を止め、地を確認する。



荒野に円状に地面が露出するその中心点、そこに影が上を見て立っていた。

何事も無かったかのように。そして消えた。

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