表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
~アージョの修行 其ノ壱・山ノ巻~
77/481

メンタルマン

「ブッフウウウウッ!」


山曽の掌底を顔面にモロに喰らったアージョは吹っ飛ばされ、地面に倒れた。

とてつもない一撃…。山曽の掌底は凄まじく響くものがあった。痛みじゃない…。そう、波動の様な、何か…。


「いきなり何すんだっ!てめっホンマ意味わからへ…」


アージョは立ち上がり、顔面を抑えながら立ちあがる。しかし前方に山曽の姿は無かった。


(何ッ―何処に)


「此処や」


バッキイイイイイイン!!!!1


背中に大きな衝撃が生じた…。そう、山曽の掌底である。

アージョは20m程吹き飛ばされ、また地へと激突した。


「グッパッ…」


「修行とは…精神力―」


山曽は言い放った。




【我が掌底を受け止めてみよ】


デデェン!


「そ…それが…しゅ、修行」

「その通り!さて、耐えられるかな?」


「上等だ!かかってきやが」


バッキイイイイイイイイン!!!!


アージョのその言葉を聞く前に山曽は既に胸に掌底を入れていた。またもや吹き飛ばされる。


「ガッポッ…」


「ハァッ!」


バコッ!


ボキッ!!


ドゴオオオオッ!!ドーン



―数時間経っただろうか



「ックッ…」


アージョは意識が朦朧としながらも立ち上がる。もう限界だ、視界もぼんやりとしてきた。

しかし山曽はその手を緩めない。これ以上あの掌底を喰らっていては自分の身がミンチになってしまう。

しかし、アージョの決心はミンチよりも強かった…。そう、まるで太平洋を回遊するマグロの如く。

祖国を失い、自分の情けなさに腹が立った。そして、自分を最大限に痛めつけ、成長しようとしていた…。

これ以上、自分の居場所を失わない、為にも…。


「まだまだ…きやがれ」


「…いいのかい、もう君の身は持たんだろう」

「駄目だ…来い」


「(ええ…)…解った」


ドゴオオオオオオオン!!! ボッサアアアアン


「ッ……!!」


アージョはまた吹き飛ばされる…。まるで宙に舞うレジ袋だ。

しかし、此処でアージョは一つの流れを掴んでいた…。その事に気付いたのだ。


(波動―…俺が初めに感じた、あの波動…そうだ…受け止めるんだ…波長を合し)


アージョは最後の力を振り絞り、立ち上がった。もう、これが最後だった。


「ッハアッ!」


山曽の掌底が飛んでくる。アージョは強く念じた



ガキイイイイイッン!!!!!


「…JUST GIRD」


アージョの胸には掌底がしっかりと受け止められていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ