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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第六章 ~光による独裁と黄昏の闇~
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クリスの読み

「ここが格納庫みたいだにィ」

しばらく進みタケシが扉の前でつぶやいた。



[エクストリーム砲 格納室]


扉の上にはそう書かれた看板があった。


「さてどうやって入ろうか・・・」

ダークウルフは扉に手を付けながら入る手段を考えた。


その時




ピシュー


「鍵はかかってなかったのか?」

突如自動扉が開き、中にエクストリーム砲が格納されているのが見えた。



「丁度30分・・・ギリギリってとこか」

ダークウルフの暗殺真-アサシン-の効果が無くなる。


より一層警戒しながら四人は格納室へ入った。



「さーて回収回収・・・あり?」

タケシがエクストリーム砲を回収しようとした瞬間、エクストリーム砲は徐々に薄くなり、消えた。


インフェルノカイザー達はホログラム映像を実物のエクストリーム砲と間違っていたのだ。



「やはり、クリス様の言うとおりだったな!」


突如部屋内に響いた声に驚き、咄嗟に声の方向を向く。


そこには二人の男が立っていた。


「まんまと餌に釣られるとはマヌケな方達ですね」

「こいつ等を討ち取ってクリス様への土産としようじゃねぇか!」


二人の男はしてやったりと言った表情で会話をする。



――罠。

そう、インフェルノカイザー達の動きは光軍の幹部、クリス・ディオールに読まれていたのである。


「まんまとやられたネィ!逃げるであんた等!」

「させませんよ。」

タケシがワープ魔法を詠唱しようとするも、一人の男が持っている本に光のオーラを込める。

すると部屋全体に結界が張られた。


「これは・・・光の結界。これじゃワープはできないにィ」

タケシは不意を突かれた拍子にワープに遅れてしまった。


「ここから出たいんなら、俺たちを倒すんだな!クリス・ディオール軍第一部隊長ウィール、参る!」

ウィールと名乗る男は大剣を構え、光のオーラを出す。


「同じくクリス・ディオール軍第二部隊長カルロ、参ります」

カルロと名乗る男は冷静な声質で手に持っている本から光のオーラを放出させる。


「仕方ない、行くぞ!お前ら!」

インフェルノカイザーは以前ライジングボルトシティで貰った予備の剣を構え、戦闘体勢に入った。





物静かな基地の中、戦いの火蓋が切って落とされた。

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