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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第六章 ~光による独裁と黄昏の闇~
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別れと提案

独り旅に出る剣豪、アージョをインフェルノカイザー達は見送った。

インフェルノカイザーはまたどこかで会える。そんな気がしていた。



「んで、お前さん達はこれからどうするのかに?」

タケシがインフェルノカイザー達に質問を投げた。


しかしインフェルノカイザー達には次の目的を見失っていた。

街のじいさんに光軍の情報を教えてもらうという約束も光軍の非情な行動によりじいさん及び街の人達は消滅していたからである。


「そうだな・・・。これからどうしようか。」

インフェルノカイザーはダークウルフ、禿に質問するように答えた。


そこでタケシが一つの提案を出した。


「目的無いんならちょいと俺っちの手伝いをしてくんねぇかな?」

「手伝い?」

タケシの提案にダークウルフが興味を示す。


「光軍の基地にもう一度忍び込んでエクストリーム砲の強奪を手伝って欲しいんや」

タケシの提案は無謀とも思える提案だった。

先ほどまで基地で戦い、ボロボロにされていた三人には受け入れがたい内容だったのだ。


「もちろん!!!タダとは言わにィ」

タケシは続けて話す。


「俺っちがスパイ時に集めた光の情報をあげるっちよ。それに、別に戦闘するわけじゃ無ィ。あくまでコッソリ忍び込んで強奪するのが目的で戦闘になったら俺っちのワープですぐ逃げるサ!」


インフェルノカイザーはタケシの提案を受けるか考えていた。

手負いの状況でクリス・ディールとの再戦になった場合おそらく命は無いと本能で思ったからである。



長い沈黙を経て、インフェルノカイザーは口を開いた。



「分かった。手伝おう。」

「正気か?」

エルリークはインフェルノカイザーを睨むように質問する。


「情報が無いままじゃ動きようが無い。それに幹部と戦闘になった場合はまた逃げるさ。」

インフェルノカイザー達は全快、とまではいかないが何とか動けるまで回復していた。

本人たちは気づいていないが実はタケシのオーラには傷を癒すという特別な力があったのだ。


「やれやれ、相変わらずお前は無茶ばかりだな」

ダークウルフが若干の笑みを浮かべながら答える。

ダークウルフそしてエルリークも止めても無駄と言う事は十分理解していた。


「よーし。んじゃあ日が落ちて夜になったら基地に忍び込もう」


グゥゥゥウゥウウゥ…


エルリークの腹から間の抜けた音が鳴る。


「…と、とりあえず飯にしようぜ!」


「そ、そうだな!」




インフェルノカイザーは侵入作戦への覚悟を決めた。




数時間後…


インフェルノカイザー達は昼間に侵入した基地の排気口の前にいた。

辺りはすっかり暗くなり、丸い月と満天の星々が優しく輝いている。


「いい月だ・・・」

インフェルノカイザーの心は月光浴によりとても落ち着いている。



「命辛々逃げたのにまたここに入る事になるなんてな」

エルリークは基地を見上げながら愚痴を吐いた。



「んじゃ作成開始と行くかにィ」

「ちょい待ち」

排気口に入ろうとする三人をダークウルフが静止した。


「どうした?ウルフ?ビビッっちまったか?」

禿の冗談をスルーしおもむろにダークウルフは闇のオーラを発した。

やがて、四人の足元に濃い紫色の魔方陣が展開する。



「暗殺真-アサシン-」


ダークウルフの言葉と同時に魔方陣はフッと消えた。



「一体何をしたんだ?」

インフェルノカイザーが疑問を抱く。


「クク・・・今考えた闇の魔法だ。この魔法がかかった状態なら敵に気づかれずに行動できる・・・」

ダークウルフは得意げな顔で説明する。


「嫌われそうな魔法考え付くもんだな」

エルリークは信じていない様子で茶化した。

もっとも一瞬の事だったのでインフェルノカイザーも半信半疑だった。


「ま、今の闇力じゃ効果はせいぜい30分が限界ってトコだ。さっさと行こうぜ」

そう言うとダークウルフは排気口に入っていった。

インフェルノカイザー、エルリーク、タケシも続き、いよいよ基地内へと進入した。








中に入ってインフェノカイザーは妙な感じを覚えた


「人の気配がねぇな・・・」

ダークウルフも異変に気づいていた。


電気はついておらず、昼間はバリバリ動いていたカメラも動いてない様子だった。


「油断はできないな。慎重に進もう。」

「おう。しかしこうも暗くて静かだと不気味ってもんだな。」

エルリークは辺りを見渡しながら答えた。


言うまでも無くインフェルノカイザー、ダークウルフは闇の住人のためこれくらいの暗闇は慣れっこだ。

タケシも自然のオーラで辺りの地形など容易く見分けている。


インフェルノカイザー達は注意深く奥へと進んだ。

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