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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第六章 ~光による独裁と黄昏の闇~
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「どういうこと・・・だよ・・・?」

真っ先に言葉を発したのはダークウルフだった。

目の前で街が吹き飛んだのだから気が動転するのも当たり前である。



「エクストリーム砲・・・俺はあれを回収するために元々はこの街にきたんだ・・・」

タケシがいつもとは違う雰囲気で話す


タケシはさらに話を続けた。

「光の軍は今増幅器-ブースター-と言われる装置を作っている。その装置は兵器の性能アップや身体の強化などに使われてるらしい。」


「あの時、俺たちが戦った奴が付けてた指輪が増幅器-ブースター-だった。ってわけだな・・・」

インフェルノカイザーが過去の事を思い出す。



「カイザー!気がついたのか!」

「ああ、さっきの爆音でな。それと話も大体理解した。」

意識が戻ったインフェルノカイザーは街を眺めながら話した。


「エクストリーム砲は元々はあんな威力じゃない。せいぜい光軍の基地に穴開けれる程度の威力なんだ。」

タケシはエクストリーム砲の説明を続ける。


「つまり、光軍はあの基地でエクストリーム砲に増幅器-ブースター-ってのをくっ付ける作業をしてたってわけだな?」

ダークウルフが基地を見下ろしながら言う。


「そうそう。んで、こうなる前に回収したかったんだけど遅かったってわけでにぃ。」

タケシはもっと早く来ればと後悔しながら話した。

街が消えてからでは遅すぎたのだ。

そして街が消えたとなると自称剣豪が黙ってはいない。


「おのれぇえ!光の軍め!!今から乗り込んで壊滅させてくれるわぁああ!1」

自称剣の達人ことアージョは今にも飛び出す勢いで叫びだした。


「落ち着けって・・・グ・・・痛・・・!」

インフェルノカイザーはアージョを静止するも先の戦いで受けた腹部の傷に膝を着いた。


「す、すまぬ!大丈夫か?」

アージョは冷静になりインフェルノカイザーを支える

インフェルノカイザーは腹部を押さえると同時に右腹部付近のポケットに違和感を感じた。


「これは・・・」

ポケットから石が出てきた。

以前ライジングボルトシティで青年に貰った闇の結晶石だった。

しかしその石は傷が入り、中の闇のエネルギーが無くなっていた。


「これ、あの時貰った闇の結晶石だろ?」

「ああ。どうやら槍を受けた際に損傷したみたいだ。」


インフェルノカイザーが石をよく見ると中に何かが入ってた事に気づいた


「これは・・・指輪?」



インフェルノカイザーはどうにかして石の隙間から指輪を取ろうと石に指を入れる。


しかし中の指輪は残念にも引っかかり、引っ張るだけでは取れない状態にあった。


闇のオーラを使って石を粉砕し、取り出すという手も考えたが、中の指輪まで木っ端微塵になってしまっては元も子もない。



その時見かねた一人の禿、そうエルリークが動いた。


「貸してみな」

エルリークはそう言うとヒョイとインフェルノカイザーから石を取り上げ、石をグッと握った。


「お、おいまさか握りつぶす気じゃねぇだろうな!?」

ダークウルフが慌てて静止にかかるがエルリークは指輪を傷つけずに取り出す策を考え付いていた。



「ドラゴン拳!!竜王万力!!!」


エルリークの右手にオーラが宿り、少しずつ石に力を加え見事傷を付けずに指輪と取り出した。

その姿はまさに茶色のクルミ割り機である。


「ホレ」

エルリークはドヤ顔で指輪をインフェルノカイザーに渡す。


「これがドラゴン拳・・・侮れんな・・・」

アージョが驚愕の表情でドラゴン拳を評価する。



「変な指輪だな。タケシ、これも増幅器-ブースター-なのか?」

インフェルノカイザーは指輪をいろんな方向から見ながらタケシに質問を投じた。


色は真っ黒で艶があり、細かい模様がびっしりと入ったその指輪は煌々と太陽の光を反射させている。



「う~ん・・・。エネルギー増幅機構はないっぽいにィ~。増幅器-ブースター-じゃないと思うでとっつぁん!」

タケシは指輪を見ながら即答する。


インフェルノカイザーは疑問の表情を浮かべつつも右手の薬指に指輪を装着した。



―――ドクン



「んぅえ!!?」

指輪を装着した途端いきなり味わった事のない感覚に襲われたインフェルノカイザーは間の抜けた声を出し驚く。


「どうした!?カイザー!」

ダークウルフも仰天した様子で心配する。



「・・・いや、大丈夫だ。問題ない。」

(今の感覚・・・一体・・・?)

不思議な感覚に戸惑いながらも平静を装う。

不気味だと思い指輪を外そうとするとひとつの事に気がついた。





「・・・取れない」


インフェルノカイザーは漠然と呟いた

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