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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第五章 ~突入 光と闇の鬩ぎ合い~
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光陰矢の如し

「だが―私には遠く及ばない。このようにな」


クリスディオールは脚でインフェルノカイザーの脇腹を蹴り、突き飛ばす。

インフェルノカイザーは前方に飛び、入ってきた扉を破り壁に激突する。


「カイザー!

 チッ、放てッ…!闇魔法―ダークストーム―」


ダークウルフがクリスに向けて、黒い旋風を発生、それを放つ。

しかしクリスは動じず、槍を構える。


「旋風突」


ヒュザアアアアッ!!


クリスは残像が見える程の速さで槍を振り回し、ダークウルフのダークストームを掻き消す。

通常ダークウルフ…闇の住民のダークエネルギーを掻き消す事は物理的には不可能だが、クリスには光のオーラがある―

つまり…


「光のオーラを付属させた槍で、俺の旋風を掻き消した…?!クッ…」


「感心していていいのか?」


「はっ!」


ダークウルフが気付いたその時、既にクリスはダークウルフの眼前に立っていた。

ダークウルフは即座に短剣を振るがクリスの姿は消えた。


「残像だよ」

「しまっ…!」


クリスはダークウルフの背後に回っていた。そして、思い切り一突き―


ガキイイン!!


「…?」


「おっと、兄さん。俺を忘れちゃ困るぜ?」


そこには、黒卯兎の刃の峰でクリスの槍を受け止める、ハゲ―そう、エルリークである。


「―小癪な…」


「ドラゴン拳!爆竜パンチッ!!」



シャッ!!



「ッチ、すばしっこい野郎だ」


拳を思い切りスカしたエルリークは、既に前方で間合いをとっているクリスに向け、舌打ちをした。


「反応速度もなかなかのものだな。闇の下衆にしては…楽しませてくれるじゃないか」


冷酷な目つきをしつつ、ニタリと微笑を見せたクリスの顔には、背筋に何かが走るような嫌悪感が漂った。


「それじゃ、これはどうだ?」


シュッ!


クリスはそう言うと、一瞬にして姿を消した。


そして―


「一体どこに―」


「おいハゲッ!後ろだ!!」


「なにっ!?いつのま…」



ザン!!!!




「ガッ…!?!?!?」


「疾風突き」



ズキュル!



「アッ…」


「ハゲッ!!」



肩を突きさされたエルリークは倒れ込む。


「心臓を狙ったつもりだったが…とっさに避けたか…」


「チッ…こいつ…今までのとは桁外れに強ェぞ…」


「さあ…死んでもらおうか」

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