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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第五章 ~突入 光と闇の鬩ぎ合い~
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光槍

「やはり…この磁場の乱れ…貴様等の仕業か」


中枢部には一人の男がインフェルノカイザー達を睨んでいる。

そして、右手には、光のオーラを放っている、槍。その量からは、相当の兵だと言う事がインフェルノカイザー達からも見て取れる程。

彼等は戦慄した。―強い、と。


「その容姿、そして何よりもそのオーラ―貴様、闇の住民だな」


「ああ…光をぶっ潰しにやってきた」


ダークウルフはそう言い放ち、ブリンナイフを両手でクルリと回し、柄を握り構える。戦いになる事は分かっていた。

エルリークも引っ提げていた黒卯兎を握り、戦闘態勢に入る。


「愚かだな。貴様等のような下衆に私が倒せると思ったか?人数で勝てるとでも思ったか。実に愚かだ。そもそも、この様な光の街にやってくる事自体、考えられないな…。敵陣に少数精鋭で乗り込んでくるとは、やはり闇というものは頭も軽いようだ…」


「あ?軽いのはお前のほうだろ?此処は光の街なんかじゃねーだろ、植民地みたいなもんだ」


「…ほう…」


「お前等のやりたい放題には、させねーんだよ。住民だってお前等のやり方にはもううんざりだと言っていた。お前等の居場所なんて、此処には無い。光という名のカスどもの集団なんて此処で俺等が潰してやるよ」


クリス・ディオールの目付きががらりと変わった。

オーラは光を放っているはずなのに、その目は冷酷―そして、底知れぬ圧倒感。吹き飛ばされそうなオーラの量。

彼の槍から出るオーラも、また違う。槍に見合うかのように尖がっているそのオーラ。突き刺されば一溜りも無いことは明白だ。

そしてクリスは、槍を構える。


「消してやろう―光の中でな」



先に動いたのはクリスの方であった。



シャッ




「来るッ」


インフェルノカイザー達は身構えた。

光の様な速度で正面にいたインフェルノカイザーに向け、走り、槍を突き付ける。

インフェルノカイザーは手を翳す。


「真闇【光飲】」


インフェルノカイザーから真の闇のオーラが発散され、拳に【それ】が宿る。


光の槍から放たれるオーラ…それを、インフェルノカイザーの拳から放たれている真の闇のオーラが飲み込んだ。

しかし、槍本体は動きを止めない―


「ハッ!」


インフェルノカイザーは即座にグンニグルンを取り出し、居合切りの要領で槍を受け止める。


キイン!!



「ほう…なかなかの身のこなしだ」


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