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ここに至るまでの道のり(長いので見なくても可)

スーパーハード展開の本編で事実を墓に持っていく勢いで一人耐え忍んでいた王子グレンが、もしその場でジェシカに正直に打ち明けてたら?のIF展開です。


本編とは全く異なる世界線です。特にグレンのイメージを大事にしたい方は、まわれ右してご退場願います。






「陵辱されたものに妃の資格はありません!」


 ワーズウェントの王子グレンの妃ジェシカは『探さないで下さい』と置き手紙を残し消えた。


 ここに至る経緯は複雑かつトンデモ展開だが順を折ってできるだけ手短に話すと以下の通りである。



【生い立ちと運命の出会い】 (ブレイグでの日々〜オニクセルの少女との出会い)


 グレンは12歳まで自分の出自を知らず、ブレイグで母と二人暮らしていた。

 寒さが厳しく資源の乏しいブレイグで、貧しいながら、病弱な母を支え暮らしていた。

 唯一、丘向こうの村に住む親友のロブと秘密の通路を探検したり、古地図や古文書を見て遊ぶ事が楽しみの生活だった。

 将来はこの貧しい国を支えるために王城で働こうというのが二人の夢だった。

 しかし、ある日、隣国ワーズウェントからの使者とグレンが出会った事で、世界が一変する事となる。

 グレンはワーズウェント王の幼少時に瓜二つ。

 母はワーズウェントの王城で王妃の侍女として働いていたと言うのだ。

 使者が母の名を聞き会いたいというので昔の知り合いだろうと家に連れていったところ、すべてが判明した。

母は余命幾ばくもなく、使者に王との一夜で身籠った事を打ち明けた。

 ワーズウェントに連れ帰るという使者にグレンは困惑。ロブに行きたくない!と相談したところ、この国はもうすぐ戦争になる。お前王子なら人質に取られるか殺されるから国に帰れ。あと、俺もこの国の王弟なんで敵同士な。と突き放される。丘の上で涙の別れだった。

母はその後すぐに亡くなり、使者と共にワーズウェントに向かう事となった。

 ワーズウェントに向かう道中立ち寄った侯爵領でグレンとジェシカは出会う。

 まだ王子と認められていないため、使者の側仕えとして振る舞うグレン。

 慣れない王子への気づかいMAXで孤独に打ちのめされていたグレンは馬に乗せて振り回され、夢は国一番の剣士!と、どこまでも明るいジェシカに、王子として努力すれば和平交渉につなげることができるかもと、人生の新たな指針を貰う。



【双子との波乱の王城生活】 (アンソニーとの入れ替わり〜双星の側近誕生)


そして2年後、城に登城してきたジェシカの双子の兄アンソニーがグレンの側近になった。

しかしそれは男装したジェシカであったことが、完璧な女装で入れ替わり解消に登城したアンソニーへの違和感から判明。

ジェシカとアンソニーは二人とも王子の側近となる。



【溺愛の始まり】 (19歳、恋の自覚と怒涛の求婚〜愛しすぎる日々)


 さらに5年の月日が流れ、グレン19歳。

ジェシカに見合いが来てると聞き、遅まきながら恋を自覚。速攻押し倒し、口説き倒し、婚約。そして王子妃に迎える。

 恋を自覚した途端加減を知らない王子。

 男装の時だけ手を出すのを我慢するも、逢瀬では剣士のジェシカが翌日ベッドの住人になるほど愛しまくる。




【ブレイグ戦役と最大の悲劇】 (決死の出陣〜ジェシカの捕縛と、狂王の悪逆非道)



 さて、いよいよ戦禍が拡大、和平どころか総力戦でブレイグ侵攻案が出る中、グレンは決断する。

 幼い頃見た古文書や秘密通路の探検の知識がブレイグ王都攻略の最短ルートである事に気づき、戦争を終わらせることを。


 ジェシカを涙の別れで残し総大将として出陣するグレン。

 アンソニーと入れ替わり男装で追いかけるジェシカ。

 尚、ゴツい王子妃姿でるんるんで城に残るアンソニー、


 いよいよ王都近くに進軍した際、ブレイグ王都軍と激突。グレンの悪手で劣勢になる中、後方支援のジェシカが指揮権を奪い神速の剣技で劣勢を覆す。

 グレンはジェシカを庇って脳震盪。

 ジェシカは敵軍の将と激闘の末捕縛され、グレンには撤退か降伏かの二択が突きつけられた。

戦場で王子がその身よりも庇う者、と言うことで王子妃とバレる。

 ブレイグの王城で王と対面し和平をといたところ、豊かさを望んだのは民。その望みの為国民最後まで戦いをやめぬ、お前は3日後に切り刻んで城壁に吊るして王子への見せしめにすると鬼畜発言。ジェシカは幽閉される。

 昔は賢い王様だったが、暴動で妻子と自身の生殖能力を失い闇落ちしていた。

 更に鬼畜な王は、普段から種無しを隠すために弟ロバートに第二、第三王妃を抱かせていた為、新しい第四王妃だといって暗示と媚薬と見ごもりやすくする薬を飲まされ眠るジェシカを抱かせる。



【そして、運命の分岐点(IFルートへ)】 (ロバートとの凄絶な真実〜置き手紙と失踪)



 事後に夢見心地で「グレン」と呟きを聞き、ロバートはどん底に突き落とされ、狂王と成り果てた兄王を切り捨てる。

 そして王族のみが知る秘密通路の隠し部屋でジェシカを単身助けに来たグレンと再会。

 こういうことだから、お前今すぐ嫁さん抱いて俺の子ができる確率下げろと提案される。

 グレン呆然。

 丘の上で5日後にけじめをつけようとロバートは去っていった。

 そして選択肢などなくジェシカに激情をぶつけるグレンだった…






ARCADIA王国編 1周年記念のアニバーサリー企画です。

完全に本編をガッツリ見ている方向けですが、間違ってこちらかれご覧になった方は、よろしければ是非本編の重さと比較してみて下さい!


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