表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界は夢を見せるほど俺たちを嫌う  作者: 池田 ヒロ
記憶はあるが、俺はこの世界を知らない。
108/108

◆ラストエピソード

 ガリガリガリガリガリ。ずっと聞こえている。昼夜問わず、何者かは何かに対して音を立てながら何かを書いているのだ。


 ガリガリガリガリガリガリガリ。

 ガリガリガリガリガリガリ。

 ガリガリガリガリガリ。

 ガリガリガリガリ。

 ガリガリガリ。

 ガリガリ。

 ガリ。


 時折乾いた音が聞こえる。


 何者かが書いているそれは――分厚い本。だが、その本はもうすぐでページが終わろうとしている。それでも構うものかという勢いでガリガリガリと音を立てる。


 ブツブツブツブツブツ。ずっと聞こえている。昼夜問わず、何者かは何かに対してボソボソと何かを呟いているのだ。


 ブツブツブツブツブツブツブツ。

 ブツブツブツブツブツブツ。

 ブツブツブツブツブツ。

 ブツブツブツブツ。

 ブツブツブツ。

 ブツブツ。

 ブツ。


 時折耳障りな音が聞こえる。


 何者かが呟いている言葉は――。


「終わらせなきゃ」


 何者かは最後のページを書き終えた。それに伴い、彼は空から何かが降ってくることを確認すると、新しく生まれたページに書き足していく。


 悲しい感情で溢れている曇天からは――一冊の赤い本が地上へと落ちていくのだった。




To Be Continued


◇あとがき


 ここまでのご愛読ありがとうございました。



 作品において不可解な説明などがあったと思います。そのことについて解説をしていきたいと思いますが、前作があったということを前提に説明していきます。

 ※前作「世界は運命を変えるほど俺たちを嫌う」URL : https://ncode.syosetu.com/n2520do/


●まずは楽園の女王(クィーン)という存在は何だったのか。

 彼女は一応ラスボスとしての役目でしたが、まさかの黒幕がいました。そんな彼女とは、ラストなどに出てきたイアンの過去の存在概念(前作のラスボス)が作り出した存在です。彼には元々目的があって、このような世界や統治者、エンジェルズという存在も作りました。もちろん、楽園の言葉とかレイの言葉に関してもです。

 彼はイアンに『書』の中身を読んでもらい、この世界とは何かという答えを口に出してもらいたかったと思うのですが……。とりあえず、答えは作品の終盤にヒントがあります。


●ラストとかに言葉だけで出てきた女の子『あのあいつ』って誰なのか。

 イアンが「逢いたい、逢いたい」と言っていた女の子。ぶっちゃけると、前作のヒロインです。今作のヒロインであるレーラとは色違いヒロインであります。性格はエルダに近いです。そんな彼女は何者なのかというと、イアン・アリス=名なしです。前作では自称『しにん』と名乗っていました。痛い子ですね。

 イアンが本に書かれた文章と好きな女の子の発言に何かしら気付いたと思います。これに関しては世界の仕組みに気付いたとでも言っておきましょう。

 ちなみに世界の仕組みに気付いたのはイアンだけではなく、過去のイアンと四人目のエンジェルズ「ミカエル」もです。


●エルダって何者?

 エルダは前作のキャラクターの子孫であります。彼女の先祖は未来の子どものためという名目で楽園の中枢都市の地下に倉庫を作り、手記や武器を保管していたのです。それだからこそ、『彼』は疑心役としてエルダを選びました。『彼』は他にも選んだ人がいますが、大抵はノーサイドに逃げたり、レジスタンスのモブとして存在しています。要は彼女が一番行動力のある人物だったというわけです。


●イアンってどうして『イアン・アリス』として選ばれたのか。

 上記のイアン・アリス=名なしに値するような存在だったからです。


●そして、エピローグにて「To be Continued」とありますが――はい、次作も考えています。というか、この作品は先ほど記述した前作の『世界は運命を変えるほど俺たちを嫌う』という作品の続編になっています。


 まあ、この作品は、一応は前作を見なくてもわかるようにはしているつもりですし、次作も前作を見てなければわからないという仕様にはしません。ただ、あとがきで解説を読まないと作品を説明しきれていないことに苛まされるかと思われますが。


 もしも、前作を読む機会や話を詳しく知りたいのであれば、すべての始まりである前作『世界は運命を変えるほど俺たちを嫌う』を是非ともどうぞ。完結はしています。


 前作は今作に出てきたキーワードでもある『昔の大戦』の二年前から物語が始まります。その作品は本来のイアンの過去の話ともなります。つまりはイアン君(――――君)が主人公です。



 最後にですが、皆さんの貴重な時間をありがとうございました。次作もよろしくお願いします。



池田 ヒロ



※追記(2018.09.13)

今作は『世界は俺たちを嫌う』というシリーズになります。関連作品の紹介です。


<関連作品案内>

●世界は運命を変えるほど俺たちを嫌う――公開中(完結済)…前作になります。

 『ごちゃごちゃ』より『不知 前編』、『不知 後編』――公開中…前作のスピンオフ作品です。

           『世界改変者と世界創造者』――公開中

 『断切』――公開中(完結済)…前作のスピンオフ作品です。


●世界は夢を見せるほど俺たちを嫌う――公開中(完結済)


●世界は心を孤独にするほど俺たちを嫌う――公開中(完結済)…本作の続編です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ