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雨空

前回のあらすじ。夢落ち。

第26話「雨空」


降り頻る雨。


地面に横たわっていた僕は、ゆっくりと目を覚ました。


服は濡れていて重たい。


体に力が入らない。


目の前には燃え残った車の残骸。


気分はあまり良くない。


本部の前に居た筈なのに、周りに建物は見当たらない。


僕は今、何処に居るのだろうか。













遠くから声がした。













ヘリコプターだ。













空から人が下りてくる。













やっと助かった。













悪夢は、終わったんだ。













僕は、永遠にこの「夢の中」に居られる気がした。


どうやって夢から抜けよう。そう思った。


夢からの一番の目覚め薬は「夢の中で死ぬこと」や「恐怖を味わうこと」。


僕はヘリコプター引き上げられていく。


最後の力を振り絞り、近くの岩に頭から飛び込む。










成功だ。


雨が降っていた。


屋根の下で眠ったお陰で、殆ど濡れていない。


床には僕のではない足跡。


誰かが来たのだろうか?

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