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シュート  作者: みつ


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8/10

8

僕が、

なんとなく理解していることに、

13星座占いが、あった。

ある時、蛇使い座が加わり、

12星座から13星座に、

なったのだが、

世は、それをさほど受け入れなかった。

12星座が、

あまりにも定着しており、

星座占いは、

現在も12星座が、まさしくオウドウである。


 大分前のことだが、

僕の星座が、

その日、類を見ない幸運だと知った。

ラッキーカラーは、ブルー…

ラッキーアイテムは綿棒。


僕は、普段、そういったことに、

なびかないのだが、

今日1日は、信じてみよう!で、

過ごしたのである。

青いワイシャツをはおり、

その日は休みで、

何か起こりそうな所へ、

外出した。


 ところが、夕刻に、なっても、

ラッキー方角、西南に、どんなに、

歩を進めようが、

これといった幸運は、ない…。

日は、とうに暮れて、

真夜中、自宅に帰宅した僕は、

テレビを見るが、

特に僕の好きなタレントが出ているわけでもなく、

夜な夜なラジオを聴くが、

これといった、感動もない。


深夜11時半を回り、

自室でネットサーフィンをしていると、

パソコンがフリーズして、

僕はパソコンの電源を切る。


23時59分…日付が替わろうとした時、

僕はポケットから

綿棒を取り出し、

己の耳をほじった。


あと十秒で、今日が終わる…。

「気持ちぃ~♪」

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