表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/13

不審者と始まり

※注意

こちらは別サイトにて投稿中の作品です。

そちらでは2012年より投稿、更新をしております。

加筆修正をし、なろうでも連載開始。


・特殊な能力持ち主人公、陰陽師が出ます。

・歴史改変や自己解釈での設定があるため、忠実と違う部分が多々あります。ご了承ください。

・恋愛要素もあります。

・時折出てくる京訛り、関西弁はニュアンスです。


誹謗中傷はご遠慮ください。

感想などいただけると、とても励みになります。






始まりは突然訪れた。


いつもと同じ学校。


いつもと同じ会話。


いつもと同じ帰り道。



平凡な高校生のうちにとって、この変化のない毎日は退屈なものだった。



──今日、この公園に来るまでは。



学校の帰り。


いつものように近所の子ども達と遊ぶために近くの公園にやって来た。


けれど、そこは珍しく閑散としていて、誰も乗っていないブランコが風に揺れる音だけが、やけに大きく響いている。


あれ、おっかしいなぁ?いつもなら絶対に何人かいて、遊ぼ!って寄って来てくれるのに。


代わりにそこにいたのは、


「やーっと来たか」


「…誰?」


このご時世には珍しい黒の着流しを身に纏った、黒髪に一筋の銀メッシュが入った男。


うちとあまり歳は変わらないように見えるけど、現代的なんだか古いんだか、よく分からない格好してるな。


あと、この場に不釣り合いすぎてめっちゃ不審者。


「オレのこと覚えてるか?」


男が切れ長の目をこちらに向け、問いかけてくる。


…これ、うちに話しかけてるんだよね?


もう一度、辺りを見回すが他に人影はなく、子ども達の姿もやっぱり見当たらない。


なんで今日は誰もいないんだろ?


「簡易だが、人払いの結界を張ってるからな」


「結界?」


何を言ってるんだ、この人は。しかも、なんでうちの考えていることが分かったんだ。


「もう一度聞くが彩葉、オレのこと覚えてるか?」


「知りませんよ。あんたみたいな怪しい人。警察呼びますよ、警察。不審者がいるって」


スマホを鞄から取り出して準備OK


もちろん画面は110番。

あとは発信ボタンを押すだけ。


「相変わらず面倒くせえ奴だな。お前は」


「それは結構ですけど、なんでうちの名前知ってるんですか。ストーカーですか」


「お前みたいな奴、だーれがストーキングするか」


けっ!と吐きながら、心底嫌そうな顔で男が言う。


それはなにより。


「いいからごちゃごちゃ言ってねえでついて来い」


「誘拐?」


「違う」


真顔で間髪入れずに否定された。


「はあ…術がしっかり効いてんのはなによりだが、やっぱ記憶がねえとダメだな。話が通じねえ」


ぼそりと男が呟いた。次の瞬間、数メートル先にいたはずの男が目の前に現れる。


「はっ!?」


とっさに右手にあるスマホの発信画面を押す。

と、同時に手首を男に掴まれた。


スマホが手から滑り落ちる。


「しばらく寝とけ」


首の後ろに鈍い痛みが走った。あっさりと意識が遠退いていく。


「彩葉、起きたらそこで大人しく待ってろ。総司…沖田を迎えに行かせる。オレは屯所にいるから必ず来いよ。あいつらも待ってるからな」


遠退く意識の中で男の懐かしむような、そんな声が聞こえた気がした。


閲覧いただき、ありがとうございます!

もし面白い、続きを読みたいと思っていただけたら評価やブックマーク等をしていただけると嬉しいです。


リアクションや感想をいただけましたら、とてもやる気に繋がります!


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ