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KING  一度は諦めた舞台で。  作者: 銀乃矢


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最終話「歴史の1ページ」

そしてこの軍団の中に安達、アンドレッサもいた。

2人にもエイデンが抑えているということでペースを上げろ、と指示が出される。


そして2台はメルセデス、フェラーリをオーバーテイク。


彼らの前にはパパイヤオレンジのマシンが1台。

これを抜ければ3位、4位が決まる。


安達はマクラーレンのアウトサイドにマシンを動かし、マクラーレンの気をそらせる。

「来い!アンドレッサ!」

そう言っているかのようにマクラーレンのマシンを牽制する。


その隙を見逃さなかったアンドレッサはそれに応えるようにイン側にマシンを滑り込ませる。

マクラーレンは加速が鈍る。


ここでアンドレッサが3位、そして安達もアウトサイドから一気に抜き去っていく。

トヨタ1,2,3,4になり、トヨタトレインが復活する。


2つのピットから拍手が上がる。


田邊を先頭に駆け抜けていく。

それを追いかけるようにエイデン、2秒離されて3位にアンドレッサ、1.6秒離されて安達の順でファイナルラップを走行していた。


チェッカーフラッグが勢いよく振られる。


F1最後の戦いが終わる。

1位田邊、2位エイデン、3位アンドレッサ、4位安達の順番でゴール。

そして今回の結果で今シーズン、トヨタメンバーの全員が表彰台を獲得したことになった。


そしてこの瞬間、必然的にトヨタはあの日一度去った世界一の舞台で戦えることを証明してみせた。


表彰台に3人のトヨタメンバーが集まる。

そして、シャンパンファイトが始まる。


3人と守谷の楽しい時間が過ぎていく。

そして写真撮影となった時、田邊はステージ脇にいた安達を呼び、トヨタの4人で集まる。

その瞬間大きな歓声が上がる。

F1の歴史に彼らは名前を刻んだ。


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