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本です。

本です。気がついたら本でした。

───────

昨日は、勉強しながら寝落ちしたのかな?体が動かしづらい。

視界がぼやけている。

匂いはしない。


「ここどこ?」

気がついたら大きい図書館のような場所にいた。

「でかすぎない?」

一面に並んでいる無数の本たち。

神聖さを感じる。

「なんの本なんだろう?読んでみようかな。」

ほんの近くまでより腕を動かそうとする、え?腕は?足は?浮いてる?

今気づいた、足と腕それぞれなくなっている。

でも動けている。

夢の中にいるのか、はたまた別の事象か。

本は別に嫌いじゃない。むしろ大好きだ。勉強も好き。

知識をひけらかすようなことはしない。私が男の子だったらしてたかもしれないけど、まだ小4の女子だから大した知識はないし。


「本が浮いてる?」

本を取りたいと思ったら、取れた。

ページをめくれた。

私はそういうことにして、本を読む。

漢字とかひらがなとかそういう文字じゃない。でもわかる。

渡すはそういうことにして、本を読み進める。


内容は、魔法についてだった。

風、水、火、土の基本4属性に加えて光と闇の属性。

多分私が自然と使っているのは闇の魔法。

念動の能力だと思う。

せっかく夢の世界なんだから、全部の魔法使ってみたいわね。

闇はとりあえず全部使える事がわかった。ほかはもっと本を見て回ってから考えようかな。


さっきは断定だったけど、おそらく今夢の中にいる。

だってこの中、時間が進んでる感覚がまったくないんだもん。

非現実的だよね〜。楽しい。


次の本は魔術の本だった。

魔法と魔術は違って、魔法はマナって呼ばれるものを使って、魔術は制約さえ守れば基本的にはマナがなくても使える。でもその代わり制約を破るときついペナルティーがあるとか。

面白いものが多かった。

土を金に変える魔術だったり、マナを生命力に変えて傷を癒したりたくさんの魔術があることを知った。


ここで一旦本を読むのをやめた。

自分の今の姿を見る方法を思いついたのだ。

そして、もっと言うと、私が夢から覚めたあとどんな生活をしていて、夢から覚めた私はどんな顔をしているかそれが思い出せない。

水魔法を使って、水たまりを作る。


─────── 本じゃん。

本に目と口がついていて、可愛いけど、何なのよこれっ。

でも納得がいった部分がある。

1回見た本の内容を1から100まで全部覚えている。多分自分が本であるがゆえの特性。

じゃあせっかくだし、全部見よう!

そこから果てしない本の旅へと出発した。


「魔獣図鑑だ〜すごい。」

私、いるかな〜?

いない?

え?いないの?

「私魔獣じゃないのかな〜。」

図鑑に載ってない魔獣は特異魔獣と言って、ダンジョンや周りの環境により進化した魔獣なんだって、じゃあ私は特異魔獣なんだ。かっこいい!


「すごい錬金術の本?」

ゴーレムとかアニメじゃん。

起きたら私覚えてられるかな?


「音楽の本?」

いろんな楽器があって〜、ピアノとかだけじゃないんだ。

すごい子守唄とかいろんな歌があるんだ。


「歌の歴史」

分厚い、何故か今ページが増えた。

楽譜の読み方もわかる。

いろんな歌がある。歴史を遡るごとにいろいろな種類、個性がある。


「世界の出来方?」

なんかかみさまがいて〜とか書いてある。

とりあえず全部読んだけどさ、嘘くさかった。


「世界地図?」

塾で見た世界地図とはぜんぜん違うんだな〜。


「農業?」

色々あるんだな〜おもしろっ


こんな調子で色々本を読み込んでいった。 

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