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第6話 宅配の人と白猫
玄関のチャイムが鳴る。
「ピンポーン」
猫、ソファの端で耳をピクッ。
目を細めてこちらを見る。
主人公
「宅配だって。平気だよ」
猫
少し警戒しながらも、ソファの上で動かない。
尻尾をふわっと揺らす。
玄関を開けると、宅配の人が荷物を持って立っている。
猫
小さく 「…にゃ」
目だけでじっと見つめる。
宅配の人
「……あの、猫ちゃんですか?」
主人公
「ええ、そうです」
猫
ゆっくりソファの端へ移動。
背伸びして、荷物を見つめる。
主人公
「大丈夫だから、知らない人だよ」
宅配の人が荷物を置くと、猫は一度目で確認して
またソファに戻る。
主人公
「警戒しすぎだよ…でも可愛い」
猫
小さく 「…にゃ」
知らない顔で尻尾をゆらす。
主人公
「名前はまだダメだけど、宅配チェックはちゃんとしてるんだね」
猫
知らん顔。




