あてどなき浮雲とその身辺に移り行くことどものこと
とある山の中腹。
山深い場所というわけでも、人里離れているわけでもないその場所に、ぽつりと一軒の家が建っている。
見たところ、何ということも無いごく普通の、やや古風な造りの木造家屋。
しかし知る者は知る。
夜が来ると、時折何かがその家を訪れる。
人であるもの。
人ならざるもの。
家の主は彼らの望みを聴き、それぞれの代償と引き換えにそれを叶えてくれるという。
誰も知らないこと。
誰かが知っていること。
そんな場所の物語。
屋敷に住む一人の人間と、妖怪たちと、その他諸々。彼らの織り成す少し不思議な日常や、出会い。ほのぼの、シリアス、時々(?)コメディ。
『水鏡五国志』の一種のスピンオフに当たりますが、無関係なものとしても読めます。時系列ばらばらのオムニバス形式です。
第一話は投稿済の同名短編と同じ内容で、文章を少し修正しています。
筆者サイト「淵に睡る」にて掲載している作品に新エピソードを加え、修正・編集したもの。
山深い場所というわけでも、人里離れているわけでもないその場所に、ぽつりと一軒の家が建っている。
見たところ、何ということも無いごく普通の、やや古風な造りの木造家屋。
しかし知る者は知る。
夜が来ると、時折何かがその家を訪れる。
人であるもの。
人ならざるもの。
家の主は彼らの望みを聴き、それぞれの代償と引き換えにそれを叶えてくれるという。
誰も知らないこと。
誰かが知っていること。
そんな場所の物語。
屋敷に住む一人の人間と、妖怪たちと、その他諸々。彼らの織り成す少し不思議な日常や、出会い。ほのぼの、シリアス、時々(?)コメディ。
『水鏡五国志』の一種のスピンオフに当たりますが、無関係なものとしても読めます。時系列ばらばらのオムニバス形式です。
第一話は投稿済の同名短編と同じ内容で、文章を少し修正しています。
筆者サイト「淵に睡る」にて掲載している作品に新エピソードを加え、修正・編集したもの。
浮雲の庵に龍神の訪ね来しこと
2016/12/18 11:31
浮雲の閑日に不実なる客を迎えしこと
2016/12/18 11:32
浮雲の宿りに老木の妖を為すこと
2016/12/18 11:32
浮雲の気まぐれに狛犬を憐れむこと
2016/12/18 11:35
浮雲の上京に妖狐の恋に敗るること
2016/12/18 11:36
浮雲の静夜に小さき願いの主の来たること
2016/12/18 11:36
浮雲の破れ寺に亀と語らうこと
2016/12/18 11:36
浮雲、庵を定むること
2016/12/18 11:37
浮雲の徒然に海妖を鎮むること
2016/12/18 11:38
浮雲の憂鬱に夜桜の舞い散ること
2016/12/18 11:38
[閑話]浮雲の庭先に新たなる年の来たること
2016/12/18 11:38
浮雲の月夜に薬師を迎えしこと
2016/12/18 11:38
浮雲の庵に温もりと安らぎの満つること
2016/12/18 11:39
浮雲の心に穏やかな日々の来たること
2016/12/18 11:39