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エピローグ 閉店の時間です
夜が明けていく。ギラギラと光る太陽はほんのわずかな夜の冷たさすら奪い去っていく。
太陽の光に当てられて、ゴミ箱の上で寝ていた白猫がすうと飛び降り、移動する。
カラスが飛び、雀がなき出す。
その中を、昇はゆっくりと歩く。
孫への土産は何がいいか考えながら。定年を迎えたらどうしようかと思いながら。
「まずは、女房と旅行に行こう」
そういえば、たった一度しかいっていない。そう思うと苦笑いするしかない。
夜明けまでの魔法。夜明けまで、思い出す若き心。
だけど、若いころには味わいたくない、後悔と悔恨。
夜明けまで。恋して。
輝かしい、残りの今日を生きるため。
(完結)
いかがでしたか? え? 余計お酒が飲みたくなった?
そういう方もいらっしゃるでしょうね。
でも、急ぐ必要はありません。
気がついたら喉を焼く。そんなお酒をあなたに飲ませないようにあなたのお父さんお母さんはがんばっているのです。
では、お気をつけて。お帰りください。
またの来店を心からお待ちしております。




