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8、夏の雲

 ミィンミィンと蝉が鳴く


 肌を焼くような日差しや熱気の中で


 ひたすらに、足を進めた


 玉のような汗が額などに浮かぶ


 家に帰ったら、速攻に麦茶を飲んで


 シャワーを浴びないとな


 でないと、着ているシャツやスラックスなどが汗のせいで凄い事になっているからだ


 ふうと息をつきながら、家路を急いだのだった


 もう少しまでとなった時に足を止める


 空を見上げたら


 大きな入道雲が浮かんでいた


 あ、これは夕立ちが来そうだわね


 肩から提げていたショルダーバックの紐を握りしめた


 仕方ない、速歩きで行かないと


 スラックスのポケットから、ミニタオルを出す


 額などに浮かぶ汗を拭きながら、急いだ


 しばらくして、帰宅が出来た


 門戸を開け、自宅の鍵を解錠する


 すぐに後ろ手に閉め、施錠した


 履いていた白いスニーカーを脱ぐ


 無言で蒸し風呂状態になった室内を進む


 リビングや台所などのクーラーや扇風機のスイッチを入れに行く


 それが終わると、台所の冷蔵庫の前に立つ


 ガチャリと扉を開け、一本のペットボトルを出した


 蓋を開けてごくごくとラッパ飲みする


 ちなみに、麦茶だが


 半分くらいを飲んで、蓋を締め直す


 また、中に戻した


 ああ、身体にしみわたるわあ


 そう思いながら、自室に向かう


 着替えを用意しに行ったのだった

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