ビビリは世界の勉強中
夜の景色って、昼間とかけ離れて映りますよね。
町の明かりがない世界では、夜の闇は更に深いモノになっています。
それはそれとして、説明回です☆
☆
窓の外ではフクロウが鳴いています。
最近住み着いた、中々渋い声のお客様です。
さぁ、夜の勉強会~。
なぜなに探求者~。
世界の、不思議ー。
[どんどんぱふー]
はい、ありがとうございます、凄く砕けていただいて。
……キャラじゃないと思ったら断っても良かったですよ?
[いえ、楽しくやっていますので、お気遣い無く]
そう?
なら、いいのですが。
今回の最初のお題目として、魔物を考えたいと思います。
[はい、どうぞ]
さて。
では質問から。
問、世界中に魔物が跋扈してますが、生活圏と切り離されて安全確保出来ているんでしょうか。
[答、いいえ。特に、妖精ながら邪鬼族と称される小鬼、大鬼、豚鬼、稀に大角鬼などが人の生活圏を脅かしています]
やっぱりそこら辺は難しいのかな。
言葉の通じない亜種族を纏めて卑鬼と呼んだりもするね。
[大角鬼は言葉の通じる時もありますが]
ではもう一つ質問。
Gとかに襲われる話とかで気になったんだけれど。
問、防御系スキルの状態異常無効化を有効にしてたら妊娠しないってマジですか?
[答、いいえ。レベル差や体格差による貫通確率があるのでしないとは言い切れません]
……貫通確率?
[防御スキルに関しまして。
レベルが高い方に加算される「レベル差補正」
体格が上下どちらかに違う場合に「体格差補正」
の二つがあり、体格差については貫通確率が発生します]
ううん、妊娠も状態異常にカウントされているのが凄く違和感。
まぁ、置いといて。
防御だけなら大小で難があるとか想像できるんだけれど。
状態変化にサイズが関係するの?
[そこには驚異度という認識が関わっています]
また別のカテゴリが。
驚異度って?
[人の定めたモンスターの大まかな強さを表す指針です]
人が定めたんじゃあ理には影響しないのでは?
例えば…… 驚異度の低いモンスターでも、体格が大きいと有利とか?
うん?
でもそれなら驚異度自体が上がってしまうのか。
よく分からないな。
[あくまでも体格の違いから発生する確率が、貫通確率というものです]
でもこの驚異度って、人が作った目安なんでしょ。
どうしてこの話に入ってきたの?
[驚異度が共通認識となり、しかし集団戦を以て強きと戦い、それを覆さんとする人間の為、神が与えた恩恵という名の補正が体格差による貫通確率、だったのです]
あー、そうか。
過去の神の存在が、また悪影響を。
一概には悪影響と断じられないかもだけれども。
つまり神様が弱々しい人間を見かねてオマケしてくれたところ、それを利用してGやらTやOが蔓延る世の中になったワケですね。
……凄い先生のお話じゃないよ。
[?]
はい、まぁ、次行ってみましょう。
問、防御スキルで、何で赤ちゃんに行く栄養が足りなくなるの?
[答、成長途中で赤児の側から更に栄養を貰おうとする行動が有り、其れを防いでしまうためです]
それって、生き物共通なんじゃないの?
[胎生の生き物だけです。
因みにゴブリンやトロル等は最初から赤児の栄養吸収スピードが変わらないので当て嵌まりません]
……これ…… さっきの神様の思い付き?
[そうです。
しかしこれらの調整は数多の世界でも採用されている物なので、副作用の様な現状はこの世界の神が他に何かしら要らん事した結果でしょう]
要らん事、って(笑)。
まあホントに要らん事しいだね。
……という事で、次のお題目、スキルのお話。
[様々ありますので、答えて行きましょう。
色々な制限や条件下で使われるスキルですが、大まかに常時発動と、選択発動に分かれています。
自分で選ばず効果を発揮するのが常時発動スキル。
タイミングを自分で選んで使用するのが選択発動スキル。
称号に付随するのは主に常時発動スキル。
称号効果とも言われますが、常時発動スキルと統一させていただきますね。
武器攻撃力とか数値を増やしたり、技術を底上げしてくれるというのが常時発動であり、強化度合いでスキルの名前の末尾に(中)や(大)の表記が付随します。
無表記<(微)<(小)<(中)<(大)<(極大)と強度が増え、例外として(条件下発動)というモノも存在しております。
常に発動しているので、使用してもレベルは上がらず、称号付随であれば称号の昇格で増強される仕組みなのでお間違えのないように。
職業的な常時発動スキルであっても同じく成長はしませんが、中には農民の「農作業(小)」や暗殺者の「穏凝(大)」等、個人情報の職業熟練度合いに由来して増加していくパターンもあります。
こちらはレベルアップに依存せず習得、増加するモノ。
職業に付随するのは主に選択発動スキル。
魔法も選択発動になりますが、職業的に学んで習得する為、剣術等と一緒に継承技術スキルと言われます。
Level.☆/☆という記載は選択発動。
発動する事で熟練度が高まり、レベルが上がる時に増加します。
選択発動スキルは使用する度に魔力や周囲の力の素を消費して発動するため、上位のスキルである程に熟練はし難くなっております]
……爆裂魔法が凄く熟練度高い人、頭おかしいと言っても別に不思議じゃないよね。
何処で使って上げたんだろう……。
ま、閑話休題。
使う事を意識していないと鍛えられないのがアクティブ、感覚で使うのがパッシブ。
って事だね。
……ここで質問いいですか。
[はい、何でしょう?]
……不思議なのは母のスキル構成でして。
母の称号、騎士なのに。
剣術や槍術の選択発動スキルが無いんです。
一っつも。
[……あぁ、なるほど]
称号の「剣術特化」「槍術特化(大)」「防御力増加(大)」「弓術特化」といった付随スキルは常時発動で。
調理(中)や直観力(小)はこないだレベルアップで追加したらしい「兼業農家」の常時発動。
騎士の称号は「騎士長」から任命されないとなれないのだけれど。
前提条件に「戦士」又は「剣士」である時、つまり。
剣術スキル持ってないと可笑しいのに。
[彼女はギフトだけでも立体的機動を熟す傑物ですから。説明いたしましょう。
……彼女は昔、ある隠れた街の酒場で下働きと用心棒を兼ねていました。
荒くれ者だらけの獣人街で、女伊達らに腕を買われて。
ある時、酔っ払い人馬族の下級騎士三名を箒一本で叩き出し。
名誉だなんだと囃し立てた上級貴族だという人馬族を返り討ちにしてしまいました。
兎人の戦士であるその視点は、常に多方向からどう見えるのかという立体的に動く戦法前提で特化しており、空中を移動出来る戦闘は人馬には捉えきれず、しかも障害物だらけの街の路上では独壇場。
上に下にと入れ替わる立合いに陸上戦闘のみの人馬族は敵わなかったのですよ]
その一件で、町人という身分でありながら詫びに「騎士」を与えられたのだった…… と。
因みに今も、槍も弓も勘で振り回しているので常時発動しか無いと。
寧ろ「立体的機動」には選択発動スキルが邪魔なのではないかと考察されるね……。
勘という感覚すら無いので直観力スキルもつい最近。
[天才的になると、普通の取得の流れが適応外という事もあります、ね]
……これから母の騎士修行が始まるのだけれど。
大丈夫かなあ。
[あと、補足がもう一つ。
スキルには習得のルールがあります。
本人のレベルが上がる時、条件を満たしたスキルを習得出来るというモノ。
称号に付随するスキルも。
職業に付随するスキルも、習熟度に影響されないモノはレベルアップ時に習得、増強されるのです]
熟練度ベースのスキルも結局、レベルが上がらないと基礎ステータスが増加しないから、それがネックになってる場合上がんないよね。
だから、低いレベルじゃあスキルは増えないし変わらない。
……夜も更けて来ました。
マイナススキルと言われるモノ(鳥目とか)、加護や先天性技能はまた後日ですね。
……騎士修行。
不安だな……。
スライ・オーニス Level=3
状態=育ち盛り
職業=教師見習い 称号=誠実な徒弟(神の愛し子)
ギフト=「壁無き友垣」対話、心理学、人類学、生物学、多言語の優良性
「狙い違わぬ指」目星、回避、隠密、追跡、投擲、技能数値への補助
スキル=「?」
精神力向上(大)
集中力向上(大)
身体強化(小)
魔法=基礎魔力操作(中級)
黒魔術(入門)




