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水城真は生まれ変わる

たいっへん遅くなりました

作者もびっくりです(色々)

ボクは、自分が好きじゃない。

人の前に出るのが苦手で、周りに流されてばかり。

生徒会に入ったのだって、涼君が誘ってくれたからだ。

ほんとに、みんな凄いよなぁ。

生徒会なんて、目立つ役割に自分から入って、堂々としてる。

かっこいい。

でも、ボクは違う。

涼君に流されて入った上、庶務っていう目立たない役職について、ほんと、何してるんだろ…。

でも、最近、変わりたいって、思えた。

とても強い人を見たんだ。

彼女は色んな姿をしているけど、ボクにはわかった。

桃井さんの助けを拒んだ時、迷いなく飛んでいく後ろ姿、紅野さんを助けた時、理不尽な悪意に、友だちのために立ち向かっている時。

彼女はいつも輝いていた。

初めて見たのは、たまたま1年生の教室の前を通っている時だった。

何があったのか詳細は知らない。

そんなのはどうでも良かった。

ただ彼女に魅せられた。

一見悪意に晒されて俯く彼女は小さく脅えているようだったけど、俯いていたことで僅かにずれて覗いた彼女の目は、とても静かだった。

まるで、周りの雑音なんてどうでもいいと言っているみたいだった。

とても強くて、美しくて、カッコイイ彼女に、ボクは酷く惹かれた。


「私はあなたに守られなきゃいけないほど、弱くない。」


「すごい……」


立ち上がった彼女の目は、もう見えなかったけど、昔から人目を気にして、空気を読んで生きてきたボクには分かった。

彼女は、桃井さんを気遣っていた。

拒絶しているようだけど、その実彼女は桃井さんを守ろうとしていた。

悪意の矛先に、自ら立ったのだ。

欲しいと、思った。

あの強さが、あの美しさが、欲しいと心の底から思った。

彼女はボクと真反対だ。

いつ見ても、彼女は常にボクとは真反対の自由な世界にいた。

普段の彼女はどちらかと言うとボクに近い存在のように見える。

でも全然違うんだ。

彼女は自分を持っている。

ボクも、そうなりたいんだ。

それからボクは、彼女を観察するのが日課になった。

彼女の強さの秘密を知りたい。

その一心だった。

そして、色んな彼女を見た。

どんな彼女も、とても綺麗だった。

彼女は落ち着いていてしっかりしていて強いのに、ちょっとうっかりしている所があるみたいだった。

失敗してもテンパっても、彼女の価値は落ちることなく、可愛らしいと感じさせるんだからすごい。

そして、あの朝、みんなで、彼女と接触した時。

ボクは、自分の気持ちの正体に気がついた。

そもそも、ボクは彼女の強さに惹かれているんだと思っていた。

でもそれなら、彼女の弱さを好意的に受け入れられるのに、少し違和感がある。

でも、とても簡単な事だった。

ボクは彼女が好きなんだ。

どんな彼女も、愛しているんだ。

ボクはその気持ちを持てた自分を誇らしく、嬉しく感じると共に、怖くなった。

みんなを、疎ましく感じてしまったんだ。

彼女に簡単に近づいて触れられる、みんなが。

彼女の1番近くにいる紅野さん。

彼女と同じクラスでよく話せる桃井さん。

彼女に近づく紫藤君。

彼女とデートした金森君。

彼女に簡単に話しかけられる白石君。

彼女の髪に触れていた黒木会長。

それに、藍野先生も副会長も、彼女と近い。

彼女がとても人を惹きつける魅力を持っている人だってことはわかっているし、素敵だと思うけど、胸のもやもやはずっと止まらない。

みんな優しくて、ボクなんかよりもずっとずっと彼女にふさわしい。

だけど、それでも、ボクは彼女を譲ろうとは思えない。

今回ばっかりは、無理なんだ。

彼女はボクの憧れで、大好きな人なんだ。

諦めるなんて、無理だ。

こんなにも激しい感情を、手に入れてしまったから。

ボクは変わる、変われるはずだ。

彼女の目に留まりたい。

彼女の隣に立てる人間になりたい。

そのためなら、ボクは変われる、変わってみせる。

まずは、話しかける勇気を持ちたい。

彼女がボクの目標なのだから、今よりもっと近くにいて、彼女のことを見ていたい。

彼女…神月沙夜さんの、そばにいたい。

そばにいるんだ。

ありがとうございました!

水城くんんんんんん!!

どうしてこうなったのでしょうかね?!

あっれーおっかしいなー?かわいい系文学男子の予定だったんだけどな?!もっと純粋ないい子の予定だったんだけどな?!

…失礼しました。

ちょっと取り乱してしまいました(ノ≧ڡ≦)☆

まあ、ストーカーをストーカーな水城君ですが、よろしくお願いします!

ほんとに遅々としてますが、頑張りますので、これからもよろしくお願いします。

いつもありがとうございます!

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