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死後の世界は人手不足 ―お茶と空手があれば何とかなる―  作者: 井上 正太郎
第ニ章 空手家、異世界冒険者になる
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第22話 百発百中のアニー 2

第22 話 百発百中のアニー 2


 アニーの足音がする割に近づいてこない。

 

 何故だ?


 苛立ちのあまり、蒼井は、つい顔を障害物から出して確認をしてしまった。

 そこには、今まで、足音と思っていたものは、ファイヤーボールが、地面を焼いていた音だった。

「奴はどこだ? どこにいる?」


 状況は、一気に動き出す。


「奴は近くにいるはずだ。まさか上か?」

 しかし、障害物の上には、アニーの気配は無い。

「どこだ?」


 次の瞬間、アニーが現れ、「ファイヤーシューター」と右手を上げ、叫ぼうとした瞬間、蒼井は後ろに飛のいた。

 捨てた木剣が地面に転がっていたから、木剣をジャンプで超える形となった。

 その木剣の火は消え、煙を上げていた。まだ、火は消え切っていないのだろう。

 その時、アニーが止まった。

 

 蒼井は、逃げながら、投擲を行った。

 そのため、アニーは、ナイフ型を叩き落すため、今日、4つ目のファイヤーボールを使うことになった。


『何故だ? 奴は何故、ファイヤーシューターを撃たなかった?』

 そう考える蒼井の横には、先ほどの煙を上げている木剣の破片が目に付いた。


『これか? 試してやる』

 一か八か、これに掛けると決意し、蒼井は障害物の全くないところへ駆け出した。


 それを見ていたマスター達は、「なに?」と驚きの声を上げていた頃、次のファイヤーシューターが蒼井を襲っていた。


 ボン!っという音を上げ、ファイヤーシューターのファイヤーボールは消えていった。


 百発百中のはずのファイヤーシューターは、蒼井には当たらなかった。


 そこには、木剣の破片が、先と違い、よく燃えていた。



読んで頂き、ありがとうございます。


寒い!

雪に、霰が降ってました。

寒いのは、嫌どす!

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