302.どうやら9層目はトラップだらけらしい
次の日、ボク達はテントなどを片付けて次のエリアについての対策を立てながらフルーツモンキー狩りをしていた。
__ザシュッ‼︎ゴォォォォォ‼︎
「ユレリーさ〜ん、果物は焼くとあんまり美味しく無いのもあるから焼くのは集めてからにして〜!」
「えぇ〜…くーすけさん達はどうやって倒してたんですか?」
『(少なくともキャトルは置いていかれてたな…?)』
『(ほとんどくーすけよねぇ…?)』
ボク達は、フルーツモンキーを素手で殴り倒したり風魔法でスパンと果物部分と切り離したりしていた。
でも、何故かヤルメットさんは斬るのに苦戦していたし、ユレリーさんは何故か速攻で燃やして倒そうとしていた。
あと、ヨガヴルさんは一体何をしてるんだろ〜?
「どうやっても何も、オレは置いていかれてフルーツがもぎ取られたモンキー達が落ちてる方に歩いて行ったら、大量の果物食ってるくーすけがいたからな〜?
あれどうやって倒してたんだ?」
「え?風魔法か素手で引きちぎってたよ〜?」
「素手⁈お前素手でこいつらのガッチリ体にくっついた果物取ったのか⁈
なんていう怪力だよ…全然千切れねぇぞ…⁈」
__キーキーキー‼︎‼︎
『(あら?ヨガヴルさんはフルーツモンキーと戯れて何をしているのかと思ったけど、もしかして素手で果物をもぎ取ろうとしていたのかしら…?)』
「あれ〜?結構簡単にもげた筈なのにそんなに硬いの〜?」
ボクは、普通にヨガヴルさんが取り逃した頭にリンゴの木のフルーツモンキーを1匹捕まえて、木ごともぎ取ってみた。
そうしてしばらくフルーツモンキー狩りをして続けてから、森エリアを抜けて次のエリアに行くことにした。
「そういえば2人は9層目がどういうエリアなのかは知っているのかい?」
「いや知らん」
「知らないよ〜?」
『(地図の形で建物内っぽいのは分かるけどなぁ…?)』
『(本当にあたし達って根本が犬や猫だからか計画性が無いわね…?)』
ボク達の安定した無計画さを言った後、ヨガヴルさんがなんかその辺の棒を拾ってきて、地図の模写を大きめで描き始めた。
そして、大きな部屋や小部屋それぞれにバツマークを付けていた。
「9層目は俺達も行ったことは無ぇけど、トラップが多いそうだとは聞いたぜ?
行ったことがある冒険者に情報を聞いたりしたが、このバツのところに罠があるらしい」
へぇ〜?ダンジョンってちょっと強いモンスターがいるだけじゃなくて、そういう罠とかもあるんだ〜?
「あと、サキュバスやゴーストなんか人を誘惑したり洗脳したりするモンスターもいるので、精神力の弱い人は特に見つからない様にしないといけないらしいですよ?」
「集団で襲って来た場合も相手にホーリーゾンビがいた場合は、全モンスターがゾンビの様に体力を回復するからとても厄介らしいんだ…」
『(元の世界のゲームで、無限に死んで復活して攻撃を繰り返すっていうゾンビ戦法ってのは聞いたことがあるが、それみたいな物か?)』
『(多分そのゲームの話と似た様な物だと思うわよ…?ダメージより回復の方が強かったら無敵って方向のゾンビみたいだけど…)』
そういえばトラップって言ったら、ラーフさんのスクロールで罠の設置系が多かったけど、もしかしてダンジョンにある罠もそういうスクロールが貼り付けられているとか、魔法陣が部屋自体に描かれてるとかなのかな〜?




