293.ダンジョン潜入!1
「Dランクですか……?しかもソロで……?第1層から3層まででしたらDランクの方でも大丈夫だと思いますが、ソロとなると…」
ダンジョンに入る為に受付まで並んで、冒険者プレートと手の甲のマークも見せて入ろうとしたけど、ランクが低いからって渋られた〜…
ちなみにキャトル君は、ボク達が受付を終えて鉄格子が開いたら透明になって滑り込む作戦で、近くの物陰に待機しているよ!
「大丈夫!ボク結構強いよ〜!」
『(それを言ったところでDランクって事しか分からないだろうなぁ…)』
『(あっ!そういえばペーガソスって一応危険度がAランクぐらいだったわよねぇ?
肉は食べちゃったけど、毛皮や骨は無限収納魔法の中に入れていたから、それを見せればAランクのモンスターを倒せる証明になるわよ!)』
「あ〜!そっか〜!」
「え〜っと、冒険者様…?」
ボクはすぐに無限収納魔法の中から、もしもの時の売る用に取っておいたモンスター素材の中からペーガソスの頭を取り出した。
「はいこれ〜、ペーガソスの頭〜!」
「ヒッ…⁈キャァァァァァァァァァ⁈」
「おい何だあいつ⁈」
「ていうかあの狩り立て新鮮生首どっから出したんだあのガキ⁈」
「うわぁ⁈跳ねた血が服についた⁈」
__ドタバタドタバタ‼︎‼︎‼︎
ボクが無限収納魔法の中からペーガソスの頭を出した瞬間、受付の人が凄い悲鳴を上げて後ろに並んでいた他の人もボクから下がった。
『(おいくーすけ⁈貴様は血抜きの終わっている皮じゃなくてめんどくさくて血抜きもされていない頭を出した⁈)』
「えぇ〜?こっちの方がお店で買ったとかじゃなくて自分で狩ったやつだって分かりやすいと思ったんだけど〜?
まさかこんなに叫ばれるとは思わなかった〜…」
『(くーすけ……あんた何ヶ月も前の初めてキャトルさんに会った時、ネズミを捕食中で血濡れのキャトルさんに悲鳴上げてたじゃないの…?
数ヶ月で血に慣れすぎよ…?)』
「あ〜……そういえばそっか〜…?」
確かにまだこの世界に来てすぐの頃は血に慣れていなかったけど、モンスターを食べる時に切り分けたりしてたら解体の腕は上がるし、血への抵抗感も少なくなっていた。
「と、とりあえずこのペーガソスの頭を見てもらいますね…?私もペーガソスは初めて見ますので…(震え声)」
その後、受付の人が他の受付関係者を呼んでペーガソスの頭が本物である事を確認した。
そして本物であることもついさっき飼ったばかりってぐらいに新鮮なのも証明されて、ボクがDランク冒険者であってもAランクのモンスターが倒せるとなったから、ダンジョンに入る許可が出た。
__ガチャ…キィィ…‼︎
「それでは地図と帰還用魔導具を持ちましたらダンジョンにお入り下さい」
『(地図はコーエンさんから貰ったのと違うタイプの魔導具なのねぇ?
書き込んだり出来るっぽいわよ?)』
『(おっ?キャトルも透明になったからさっさと入るぞ)』
キャトル君が透明になった後、ボクの足にキャトル君が尻尾でひと撫でする合図があったから、ダンジョンに入るのだった。
最初のエリアは……なんか廃墟の中みたいな場所だな〜?




