大阪恐るべし!?
登場人物の紹介
18歳
三浦直樹
頭の良い大学2年
植村奈緒美
人事部長
三田さん
離れて行く街を機内の窓から見ていた。
しばらくして席に座り直しゆっくりと目を閉じる。
『俺の計画プラン
大阪での猶予は6年間、それまで死に物狂いで頑張って料理長になり東京のお店に行くようにする。
そこから2年で生活基盤を作って香織と結婚する。
香織には30までに子供を産んでもらい俺たちが40代後半には子供は20歳になり自立して夫婦だけの時間を楽しみながら死んで行く。』
必ずこれは遂行して行く!!
(これは俺が決めたラプラスの悪魔計画だ。)
そう自分に言い聞かせここから始まる俺の社会人デビューで早々につまずく訳には行かない!そう思いながらゆっくりと目を開け速まる鼓動を落ち着かせつつ静かな機内は大阪へ飛んで行く
・・・・・・・・・・・・・
しばらくするとアナウンスが流れた
「間もなく伊丹空港に着陸致します。シートベルトをしめて下さい。」
過去の俺が何をやって来たかなんて誰1人知らない所に降り立つ。
(ここからは一般人として生きるんだ、、、)
(落ち着け俺、落ち着け、、、、、。)
、、、、、遂に伊丹空港に到着する、、、、、、
片道切符しかない俺の人生。
そして社会人としての第一歩が始まる
無事に空港に着き荷物を受け取り外にでた
(確か阪急電車で梅田に行くんだったよな、、、)
(この前来た時はバスで行ったけど今回は電車だから違うよな、、、)
近くにいる人に道を聞いて梅田までの行き方を尋ねて丁寧に教えてくれた
ここが地元なら俺が話しかけただけで何かあるんじゃないか、、と疑われるようなもんだど、、、
やっぱ知らないって最高だわ!!そう思いながらモノレールのある駅まで歩いて行った
モノレールに乗り蛍池はひと駅だった、そこから阪急線梅田行くの電車になり終電が梅田だったみたいで運がいいとその時は思っていた
(しかし車両の数がすげー多いし人が立ってるんだけど、、、)
1つ1つに驚かされる。そんな事を思いつつ梅田に着き降りた、、、、
「な!なんだこりゃ!!?」
「うわーすげーな!!こんな駅が日本にあるのかよ!」
「やっぱ都会は凄いなぁ、、、、」
例えるならばファミコンで遊んでた子供が次の日にいきなりPS5をやるようなくらいの衝撃と言っても過言ではなかった
田舎から出てきた俺は阪急梅田を見た時の衝撃は今でも覚えている
めちゃくちゃ広くて阪急電鉄の終電と始発が梅田からなのだ、、、
(大阪恐るべし、、、、)
(よ、よし次は環状線ってのに乗って弁天町駅に行けばいいのか、、、)
めちゃくちゃたくさんある自動改札に恐る恐る切符を入れなんとか阪急梅田から出る事ができた
(おいおいマジかよ、、、、なんだよこの街は、、)
駅も凄かったけどテレビのドラマにあるような世界が今俺の目の前にある、、
自分の中の色んなもの常識が上書きされて行くの分かる
(俺もこれが当たり前にならないといけないんだよな)
(やるんだ!やらなきゃ行けないんだ!)
改めて自分に言い聞かせた
「よし!行くぞ!!」
「えーっと、、環状線、、、、、ってどこだ??」
恥を凌いで聞くしかないよな。
すごい早歩きしてる人に声をかけるが足を止める人はいなかった、、、
周りを見渡すと遠くに立ってる女性が居たから聞こうと思い歩いて道を聞いた
「あのーすいません。」
「え。な、何、、、。」
「環状線って言う電車に乗りたいのですがどうやって行けばいいか教えてほしいのですが、、、」
「あはは!自分めっちゃ訛ってるやん!笑 」
(うっそ!俺訛ってんのか??)
「あはは、、、すいません、、、」
「何言ってるか分からないですかね、、、、」
「あーいや、そんなんちゃうけどめっちゃ必死やしいきなり話しかけて来たからこっちも焦るやん笑」
(うわーすげーノリがいいな、、、)
「あの、、それで道教えてもらってもいいですか?」
「あーそうやったやんね笑 」
「えっと、、JRに行けば乗れるよ。」
??
「あのーすいません。環状線の電車に乗りたいのあってJR線に乗りたい訳じゃないんですが、、、」
「この弁天町って言う所に行きたいのです」
、、、、、、、??
「だからJRやって言うてるやん。」
(やば、、、、言ってる意味が分からない)
「気分を悪くさせるつもりはないのですが、、実は今日から大阪に住む事になったもので右も左も何も分からないのです」
「あー!そうなん!?うっわ!すっご!!」
「ウチも田舎から来たからその気持ちめっちゃ分かるわ!!」
「あはは!待ち合わせしてたけど兄さんの方がおもろいから案内してあげるわ!」
「え、、いいんですか??」
「うん!別にええよ!」
(うわー、、、めっちゃ可愛いく感じる)
「助かります。ありがとうございます!」
女性と歩きながら色々教えてもらった
俺が乗ろうとした電車はJRの中にある環状線と言う路線の事だったようだ、、
特にJRは複雑になっていて覚えるのに一苦労しそうだと感じた
色々教えてくれた女性は現役の大学生で学校が終われば梅田でバイトしてるなど話をしながら案内してもらった
後にこの女性と再会する事になる。
彼女の名前は植村奈緒美
「ほら、ここで切符買って改札入ったらすぐ右の階段上がって行けばオレンジの電車あるから天王寺行きの方に乗るよ」
「反対乗ると遠回りになるから注意してね!」
「はい!色々とありがとうございました。」
「本当に助かりました!」
「ほなね!笑」
可愛らしい笑顔をしながら手を振ってくれる女性に一礼しつつ階段を上がって行き無事電車に乗り目的地の弁天町にようやく着いた。
改札を抜けて周りを見渡し公衆電話を探した
駅周辺を歩いているとようやく見つける事ができ三田さんに連絡した
「もしもし三田です。」
「あ、三浦です。なんとか弁天町の駅に着きました」
「おー!分かった!それじゃ向かうから少し待っててな。」
「はい。近くにローソンあるのでそこで待っておきます」
「分かった、少し待っててな」
「はい。」
ガチャ。
来てくれるまで周りを見回した
都会と言ってもこんな静かな場所もあるんだなーと思った
そこから10分もしない内に三田さんが車に乗って迎えに来てくれた
「お待たせ!とりあえず乗って!」
「あ、はい!」
荷物を後ろに乗せて助手席に乗った。
「いやー!ホンマにきてくれたんやね!!」
「めっちゃ嬉しいわ!!笑」
「あ、ありがとうございます、、、」
「あ、そうやね、、移動しながら話しするな」
??
「本当なここから近い所に会社の寮があるんだけど今空き部屋がなくなってね、、、」
「今から向かうのは寮ではないんだけど三浦くんが住む場所は会社が負担するから気にしないでいいからね。」
「えっと、、、それって、、どう言う事なんですか?」
「んー、、?そうやね。言うなら1人暮らしの部屋を会社が用意したって事やね」
「え、、、いいんですか??」
「大きな声では言えないけどこれは私の独断だよ」
「プレッシャーになるかもしれないけど、それだけ三浦くんには期待してるって事なんだよ」
(マジかよ、、、、めっちゃプレッシャーだな、、)
「あ、ありがとうございます。」
「期待に応えられるよう頑張ります!」
「はは、あまり気張らんでいいからね笑」
「はい、、」
しばらく走ると車が停まった
行こう。と一言
少し歩くとマンションに来た
「三浦くん、ここの305が部屋になるから今日からそこが君の部屋だよ」
「1ヶ月分の光熱費はこっちが持つから翌月からは自分で生活していくんだよ。」
「、、、はい。分かりました」
「はい、これ鍵ね」
部屋の鍵を受け取った
「僕が君にできるのはここまでだ」
「あとは全て君の努力次第で状況は変化して行くからね」
「頑張って!!」
「色々とありがとうございます!」
「それで、、いつから働けばいいですか?」
「ん?働くって何を??」
「え、、?あ、いえ、、お世話になるお店にはいつから入ればいいのかなーと思いまして、、」
「あははは!!いやー!!面白いな三浦くん!」
「え?!」
「三浦くんまだ入社式もやってないから働くのは4月入って研修終わってからだから本格的に入るのは6月とかになるんだよ」
「えー!そうなんですか、、、どうしよう、、、」
「んー?何かあるのかな?」
「あ、いえ、、すぐに働くもんだと思っていたので、、」
「なるほどね、、、とりあえず明日まではゆっくりしておきなさい」
「明後日の昼頃に来るからそれまでこの付近を歩き回ったり家具なんか揃えておきなさいな」
「分かりました。そうします」
「うん。それじゃ私は行くね」
「はい」
言われた部屋の前まで行きもらった鍵で扉を開けた
8畳フローリングの1LDKセパレートの部屋だった
何もない部屋に持ってきた荷物を置き真ん中に大の字になりゆっくり目を閉じて気合いを入れ直した!!
「よっしゃー!!やってやるからな!!!」
ここから俺の社会人生の幕開けだ!!
無知な人間がいきなり全て自己責任と将来設計と言う重責を背負い様々な人と出会いそれが糧に自分磨きに更に磨かれて行く模様を忠実にそしてリアルに書いて行こうと思っています
大きな起承転結はないかも知れませんが知らないと知っているでは大きなアドバンテージになるのでよければ人生論として活用し読む方が何を感じるのかはお任せします。
社会を生きる為のサバイバル。よろしくお願いします




