表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
兄貴と僕の行事歴(仮)  作者: pumpkin@
happy merry X'mas !(2012)
16/21

お泊まり開始!


ここからちょっと、と言うかかなり会話が多くなります。

ご了承下さいm(__)m





「‥泊まりくらい自分の部屋で寝ろよ」

 何故か兄貴が“お友達さん”をつれて僕の部屋へとやってきた。

 ご丁寧に布団とか枕とかを持って。

 隣にいる“お友達さん”は苦笑いで立っている。

 まぁ、苦笑いしか出来ないよな、うん。

「えー、だってここの方が落ち着くし」

「またその理由か。ほら、“お友達さん”も困ってんじゃん。ちゃんと“お友達さん”の事考えろ」

「あ、いえっ、俺は別にっ」

「な? だからいいだろ?」

「‥‥‥‥ああ」

 何も言い返せなかった自分が嫌いだ。

 僕はベッドにもぐり込む。その隣の床に兄貴、“お友達さん”の順で寝ている。


 そして、これまたお泊まりに定番のお喋りnight timeが始まった。


「俺、お泊まりとか初めてです」

「お前、何でも初めてだな」

「友達が少ないもんですから」

 ‥馬鹿兄貴が。空気読めよ。

「え、じゃあ俺がお前の友達第1号?」

「まぁ、そうなりますね‥」

「マジで?! 嬉しいな♪」

「え‥?」

「だってお前の初めてなんだろ? 俺」

 何だ、この会話。会話だけ見たら恋人だぞ、こりゃ。

「‥‥はい」

 あ、多分“お友達さん”自然な笑顔を見せてると思う。

 何となく、だけど。

「もうクリスマス終わるな‥」

「そうですね。‥今日のパーティ楽しかったですっ!」

「お、そうか? やっぱり誘って良かったな。ほらお前、前に一人っ子って言ってただろ?」

「え、言ってましたっけ?」

 多分Halloweenの時のメールの事じゃね?

「言ってたぞ。だから、誘ったんだよ。一人のクリスマスなんて楽しくないだろ」

「‥ありがとう、ございます」

「ん。じゃ、俺は寝る。慣れないことしたあとって結構疲れるな」

「ですね。俺も結構疲れました」

「‥‥んじゃあ、おやすみー」

「はい。おやすみなさい。‥あの、妹さん?」

 え、起きてるのバレてる?

「あー、無駄だ無駄」

「え?」

「もう寝てるぞ、ソイツ」

「そうなんですか?」

「おう。コイツも慣れないことしたから疲れてるんだろ。シチュー作ったりケーキ作ったりよ」

「あ~。あのケーキ美味しかったですよねっ」

「まあな」

 お前は素直に褒めることを知らないのか。

「シチューも美味しかったですし♪」

「だな。‥また来年もやろうぜ?」

「‥! やりますっ!」

 “お友達さん”が半ば叫ぶようにそう言うと、クスリと笑った声が聞こえたような気がした。

 そしてそのあとに‥。


「───来年も、また三人で、な」


「‥!」

「楽しみですねっ♪」

 何だよ。三人て。‥兄貴と“お友達さん”の二人でいーじゃん。

 何? 僕も入ってんの?

 ‥馬鹿兄貴。

「じゃあ、おやすみー」

「おやすみなさいです」

 そんな会話を交わして数分、スースーと寝息が聞こえてきた。

 二人とも相当疲れていたようだ。

「‥‥来年、か‥。来年は頑張って、ローストチキンでも‥作るか‥な‥」


 そこで僕の意識は途絶えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ