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奪われた5年間  作者:
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麗奈の過去、麗奈への感謝

麗奈は、小さい頃から家で一人ぼっちで朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんを自分で作り一人で食べていたようだった。母親は、仕事と男の人とデートしていたり家にいることはあまりなかったらしい。父親の顔は、ほとんどわからない。


小学校の五年生になった時、過呼吸によくなり倒れることが多かったらしく自分のストレスが耐えきれなくなると息苦しくなり過呼吸になる。麗奈は、抱え込んでしまう性格で母親には話せないみたいだ。



麗奈は、甘えるのが下手で素直にならない。わがままいう時は、すごく甘えたいんだと自分は思っている。

麗奈が一度だけ素直に言ってくれた言葉が今でも思い出すと涙が出そうになる。

《お父さんが欲しい。》父親の顔もほとんど覚えていないが父親がいたらご飯の時も一人じゃなくなると寂しそうに話してくれた。

そんな麗奈を自分は弱いが父親の変わりになりたいと何度も思った。


精神患者の自分を助ける麗奈に感謝の言葉しかでない。

麗奈もけして強くはないのに一緒にいてくれる。本当に幸せだ。

病気になってから友達ともうまくいかなくなって一人ぼっちが多くなっていた。


親には、すごく心配をかけ自分に対する態度が前と変わっていた。

自分はどれほどこの病気を憎んだかわからない。

なりたくてなったわけではないとずっとトイレにこもり泣いていた。


麗奈に出会って、病気を治したいと本気で思えた。感謝はしきれない、何があっても離れたくはなかった。


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