61.アクアの目的 前半
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
※6月6日~7月5日まで毎日投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
アサシン一同はモコの能力を使い、世界の空高くに存在する世界、『天界』へ足を踏み入れた。
天界
アカネ「うおぉぉぉ…なんだここ…浮遊大陸じゃねぇか!!」
ネム「ここ、空の上だよね!?こんなところにこんな世界があるの!?」
モコ「正確に言えば“異世界”の空の上かな…」
アカネ「って事は、ここってマジの異世界なのか?」
アン「はい、そうですよ。ここは、皆様の知る人間界とは全く違う世界、『異世界』です。」
ネメシス「まさかこんな簡単に来れるなんてな…」
レン「でも、来れたのはモコのお陰だけどね…」
アカネ「っ!そうだ!ネスを…」
アン「そうですね。では、まず皆様を宮殿に案内します。」
そして、アンの案内で、天界の真ん中にデカデカと構える城へ入って行ったアカネ達。
宮殿 内部
天使「当主様、お帰りなさいませ。」
宮殿の中に入った時、アンの側近であろう天使の女性が現れ、出迎えてくれた。
アン「はい、それよりも、この子も診てあげてください。」
天使「この者達は、魔人ですか…それでこの女性は…」
アカネ「アクアに刺されて重傷を負ってんだ!なんとか治療してくれ!」
天使「わかりました!すぐにどうにかします!」
そう言われ、天使は慌しくネスを抱え、どこかに行ってしまった。
ネム「ネス、大丈夫かな…」
アン「わかりません…ですが、命に別状はないと思います。」
サスケ「それなら良いんだが…」
アカネ「にしても、あのアクアって奴…マジでやばいな…容赦なくネスを刺してよ…サイコパス以外の言葉がねぇだろ…」
ネム「ほんとね!てか、アレが未来のミヤの姿ってやばすぎ!」
ミヤ「ぼ、僕もどうしてああなったのかわかんないんだけど…」
アン「彼がああなってしまった経緯ですか…」
モコ「アン様は1000年近く生きてるし、何か事情は知ってると思うけど…」
アン「はい、一応は…」
アカネ「なら、その事情も少し聞こうぜ。ほら、敵を知り己を知れば百戦危うからずって言うだろ?なら知っても損はねぇ!」
ネメシス「アカネがまともな事言ったぞ…」
サスケ「明日は世界滅亡だな…」
アカネ「うるせぇな!俺が真面目な事言っても良いだろうが!」
アン「そうですね…では、彼が生まれた経緯から話しましょう…」
回想
これは約100年前、人間の世界では50年前の事…人間の世界では大きな戦争が起きていた時期のことの話…
異世界では人間界の戦争を終結させる為の一手を考えられていた時の事…
魔王が1人の青年に目を付けたのです…それが今、ギルド『アサシン』の一員である“ミヤ”だったのです。
ミヤは死に際に大きな未練を残しており、前任の魔王は『彼の未練をこのままにした状態で妖魔界へ連れて行ったら地縛霊や悪霊へ変わってしまう』と考え、彼の魂を魔界へ誘い、そして、彼を悪魔にする事にしたのだった。
そして、ミヤの魂から、彼は生前の『双子の妹』への未練があった事を知り、魔王が自身の権限を活用し、双子の妹のその後を調べ、仕入れた結果が「双子の妹とミヤは来世で巡り会う事は絶対にない」事を知り、そしてその双子の妹が「来世で親に殺される」と言う未来を辿る事も知った。
その結果、ミヤを悪魔にし、そして死後、その双子の妹も悪魔へと変え、2人を魔界で対面させようと画策したのだった。
そしてミヤは新たな存在“アクア”へ生まれ変わり、魔王の側近として、支えていたのだった…
そんな時、遂に運命の日が訪れたのだった。
それは、運命で定められていた「死の時」だった…
だが、そんな運命は淡く、儚く散ってしまったのだった…
なぜなら、その子は死なず、逆に両親が死に、彼女が生きてしまったからだ…
魔界
アクア「…どう言う事だ…」
魔王「…これは予想外だ…少し待ってくれないか!?」
そして魔王は慌しく天界、そして極楽浄土、妖魔界と各異世界の代表とコンタクトを取り、会議を行った。
その結果、その子は『運命に抗う者』である事が判明したのだった…
アクア「『運命に…抗う者』…?」
魔王「アクアよ、お前も知っての通り、異世界には人間界や異世界全土の未来を見る事ができる『時の映し鏡』があるのは知っているな?そして、その鏡に映った運命は必ず世界に訪れるとされている…」
アクア「そんなの知ってる!それとなんの関係があるんだよ!」
魔王「運命に抗う者はな、その鏡に映った運命を変える事が可能な存在なんだ…」
アクア「は?」
魔王「もっと簡単に言えば、運命に抗う者に、映し鏡の未来なんて訪れない…奴は自力でその運命そのものを捻じ曲げてしまうんだ…それ故に、異世界にとっては脅威ともなり、そして、救世主にもなるんだ…」
アクア「……」
魔王「お前には申し訳ない事をした…ここまで来たら、これ以上手を打つ事は出来ない…我々異世界人が人間に手を出す事は許されない禁忌だ…だから、諦めるか、彼女が異世界に関わりを持つまで待ってくれ…」
アクア「…待てるかよ…」
魔王「え?」
その時、城中に赤い鮮血が飛び散る。
アクアは、なんと魔王を斬っていたのだった。
アクア「俺は、なんのためにこの100年待ったと思う?俺はな…ネスに会うために待ったんだよ!?なのに、ネスが運命に抗う者で、死ななかった?ふざけんなよ…」
魔王「あく…あ…待て……待って…くれ…」
アクア「もう限界だ…お前の言う事なんて聞く気はない!!!」
そう言い、剣を振り上げたアクアは魔王の首をはね、そして、アクアの髪はミヤに似た黒い髪から白へ変わり、あんなに穏やかで優しい目をしていたのが一変し、鋭い眼光にへと変わってしまったのだった…
そして返り血を浴び、白い場所の所々が赤くなり、見覚えのある赤メッシュになってしまったのだった。
そして、魔王が死に、その跡を継ぐようにアクアが魔王の座は君臨…
そして、魔王化を果たした時に手に入れた能力『下級の存在を支配する能力』で魔界の広範囲を支配し、今の魔界を作ったのだった…




