59.もう1人の影
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
※6月6日~7月5日まで毎日投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
その時…
グサッと、何かが刺さる音がした。
嫌な予感がした一同が振り返った先にいたのは…
白髪の青年に背中から腹部を貫かれ、血を流すネスの姿があったのだった…
アサシン一同「ネス!!/お姉ちゃん!!/ご主人!!」
剣を抜かれ、そのままうつ伏せになる形で倒れ込み、血を吐きながら苦しむネス。
???「まさか、あれを本物だって誤認して倒すなんて思わなかったぞ。」
アカネ「てめぇ…この野郎…アクア!!!」
そう、ネスを刺した張本人は、紛れもなく、先程倒した存在“アクア”だったのだ。
アクア「むしろ油断してくれて助かった…こうも簡単に襲撃出来たのはむしろ願ったり叶ったりだ。」
アカネ「てめぇ…」
ネメシス「アカネ!落ち着け!」
アカネ「落ち着けるか!だって、ネスが…」
アカネは、ネスの胴体を上げ、傷口に汚れが入らないようにしていた。
アクア「その程度じゃ死なない。魔人は普通の人間より生命力は高いからな?」
アカネ「それでも、てめぇのやったこと、許されると思うなよ?」
アクア「はっ!やってみろよ!」
そう宣言した時…
アクアに向かって特攻する影が3つあった。
1人目はネム。ネムは怒りに任せ、大量の魔法をアクアへ撃つ。
2人目はサスケだ。サスケはがむしゃらながら、アクアの首を斬ろうとしていた。
3人目はモコ。モコはアクアへ拳を振い、時には糸を使ってアクアの動きを止めようとする。
だが、どれも避けられ、本人に当たる事はない。
アクア「はっ!無駄な足掻きを…」
ネム「あんただけは、絶対に許さない!ネス刺しておいて、ただで済むとは思わないで!」
アクア「は?そっちが俺の邪魔をしたんだろうが?こっちからすれば、お前らこそ、ただで済むと思うなよ?」
サスケ「ただの八つ当たりじゃねぇか。こっちはネス攻撃されて、なんなら前にネムまで殺されかけてんだ!こっちにはしっかりとした動機があるんだよ!」
アクア「俺だってネスを魔界に連れて行く動機がある。その邪魔をしたんだ。八つ当たりなんかじゃない。」
モコ「むしろそんな身勝手な理由で攻撃して来て八つ当たり以外何があるのさ!その上、ご主人攻撃とか頭おかしいでしょ!?」
アクア「頭おかしい?俺から言わせて見ればお前らの方が頭おかしいぞ?俺は前世の双子だったネスと結ばれる運命なんだ。」
アカネ「頭おかしいのはどっちだよ…こうなったら、俺らアサシンとこいつとで、全面戦争だ!」
ミヤ「せせせせせせせせ戦争!?!?」
アクア「はっ!負けるのはそっちだぞ!?体調も万全じゃないし、リーダーは重傷…こんなんでどう勝てると?」
アカネ「っ!」
その言葉を聞いて一瞬怯むアサシン一同…
その時…
???「待ちなさい!!」
白い閃光がアサシンとアクアの間に割って入る。
その光の中からピンク髪の女性が現れた。
アクア「!お前は…」
???「そこまでです、魔王アクア…」
アクア「こんなタイミングで神のお出ましかよ…タイミング悪すぎんだろ…」
アカネ「か、かみ?」
モコ「あ、あなたは…アン様!?」
ネメシス「なんだ?知り合いか?」
モコ「知り合いじゃないけど、アン様は、現天界の当主の『希望の神』様だよ!」
アカネ「現天界の当主で、希望の神!?とんでもねぇ肩書きの奴が来たな…」
アクア「…こいつが来たら、色々厄介だ…一旦引き上げるか…」
そう言うと、アクアは撤退し、荒野にはアサシンと『アン』と呼ばれる神だけになった。
アン「取り敢えず、天界へ行きましょう…話は、そこでします。」
アカネ「この怪我だしな…わかった!」
アサシンはネスを抱え、初の異世界、『天界』へ足を踏み入れる事となった。




