表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
原作品『アサシン』第1期 ~始まりの覚醒~  作者: ラン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
34/66

33.否定されて

※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。


ラン原作品


現代異世界ファンタジー


『アサシン』


毎週土曜日に1話ずつ投稿!


原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。


イラスト垢 @RAN_assn


創作メイキング垢 @Ran_Makin

 ある日の休日


寮 スージーの部屋


スージー「……はぁ…」


 スージーのクソデカため息が部屋中に響く。


アカネ「なんだよ。ため息なんて吐いて…悩みでもあんのかよ。」


スージー「あるわよ…だって…」


 スージーは自身の部屋のリビングを見て言う。


スージー「私の部屋に兄妹3人が集結してるからよ。」


アカネ「え?別に良いだろ?」


スージー「なんで私の部屋なのよ。別にアカネの部屋でも良いでしょ?」


アカネ「えぇ…だってお前の部屋だと美味しい菓子とかも出てくるし、良いだろ?それに、俺の部屋めっちゃ汚いし…」


スージー「掃除をしろ」


アカネ「いやだ」


ネメシス「醜い争いだな…」


サスケ「そう言えば、その後叔母さん達どうだったんだよ。」


ネメシス「そんなん怒られたに決まってるだろ?」


アカネ「まぁ、そりゃそうだろ…俺らの事を我が子も同然に可愛がってくれてるわけなんだから。」


スージー「そう言えば、ネメシスに聞きたい事があるんだけど…」


ネメシス「ん?なんだ?」


スージー「ネムなんだけど…家に帰ってるの?」


ネメシス「ネム?普通にいるけど?なんだよ…」


アカネ「別に行方不明ではないんだな…」


ネメシス「気になるなら会いに行けば良いのに…」


アカネ「いやぁ…実は会いにくい理由があってよ…」


ネメシス「会いにくい理由?」


 アカネはネメシスに事細かにネムとスージーの間にあった事を語った。


ネメシス「そんな事あったのかよ…」


サスケ「俺も初聞きだな…」


ネメシス「でも、アカネやスージーの言いたい事はわかる…俺もあの世界に一回送られてる身だ。危険は身を持って知ってる。だから、スージーの言う『人間のネムが異世界に来たら危ない』って言い分は1番合理的だな。」


サスケ「あいつら魔獣は、俺らみたいに魔人で異世界に繋がりのある奴じゃないと倒せない…人間のネムは恰好の的なのは確かだ。」


スージー「まぁ、本人の様子じゃ納得はしてないでしょうね…」


アカネ「まぁ、ネムだしな…」


ネメシス「ネムだからな…」


サスケ「ネムだからなのか?」


アカネ「ネムだからだよ!何言ってんだこのポンコツ」


ネメシス「てか、せっかく集まったのになんもしねぇのかよ。なんかするんじゃねぇのかよ…異世界の調査。」


アカネ「まぁ、それはそうなんだが…何を調査すれば…」


スージー「その無計画に招集するのやめなさいよ!」


アカネ「だってこう、グループ作ったら集まって作戦会議とかしないとだろ!?」


サスケ「俺に対してポンコツって言ったけど、本当のポンコツはどっちだよ!?」


アカネ「はぁ!?くそ天然のクズバカ兄貴には言われたくねぇな!?」


サスケ「誰がくそ天然のクズバカ兄貴だ!」


スージー「………」


ネメシス「………」


スージー ネメシス((しょうもな…))


 その頃


 とある中学校にて…


先生「レンさんはお姉さんのスージーさんに似て優秀で完璧ですね。」


叔母「はぁ…」


 現在、三者面談が設けられており、先生の言葉に下を向き、暗い表情を浮かべるスージーに似た綺麗な容姿をした少女が叔母の隣に座っていた。


先生「是非とも、貴方のお姉さんの通う高校を受験して見ては?」


叔母「あの、先生、私はその学校に2人は既に通っていますが、その学校には美術に関係するコースは無かったと記憶しているのですが…」


先生「?何故美術に関係した場所に行こうとするのです?レンさんは優秀な方です!是非、この進学校に通い、貴方のお姉さんと同じ道を歩んでみては?」


叔母「ふざけないでください!!レンは…彼女は美術の道に行きたいと言っているんです!!何故貴方はスージーの時も同様に自身の意見を押し通そうとするのです!?」


先生「貴方が養子にとった6人は全員、問題児…そもそも、子供を道具のように扱う親から生まれた子達です…我々が矯正しなければ、またあの事件が起きますよ?きっと、次殺されるのはあなた方ですね…」


叔母「何を根拠にそんな事を言ってるんですか?」


先生「我が校に通ったサスケくん、アカネさん、ネムさんの3人はかなりの問題児でした。サスケくんはスージーさんに関する問題が絶えず、アカネさんなんて、学内でまさかの暴行事件を起こし、何人かは病院に搬送されるほどの怪我だったんですよ?そして、ネムさんはスージーさんに絡む男子生徒をいじめ、中には転校までして行った人もいるんですよ?」


叔母「だから、『矯正』なんて言ってるんですか?」


先生「全部事実です。レンさんは美術の道に進もうとほざいてるそうですが、そんな芸術で成功する人は一握り…そんな博打みたいな事はせず、健全に生きた方が身のためですよ?」


叔母「っ〜!」


校門前


叔母「ごめんね、レン…」


レン「うん、大丈夫だよ…お母さん…」


叔母「私は、貴方の歩みたい道を応援するから!」


レン「……(お母さんも、本当は先生と同じで…)」


叔母「さぁ、帰りましょ…今日は貴方の大好物を作ってあげるわ…」


レン「お母さん…」


叔母「ん?何?」


レン「私、寄りたい所あるから、そこに行ってから帰るね…」


叔母「えぇ、わかったわ。でも、もう暗くなるから気をつけてね?」


レン「うん…」


 そう言うと、レンは叔母とは真反対の方向へ進み、どこかへ去っていく。


レン「……(人の心はわからない…)」


 そんな時のスージー御一行は…


寮 スージーの部屋 夜


アカネ「だぁーーーーーまた負けた!」


スージー「ざっこ」


アカネ「んだと!?てめぇ!」


サスケ「これで50連敗…」


 ゲームをしていた


アカネ「くっそ…あと少しだったのに…」


スージー「あと少しで倒せるからって舐めプかますからよ。」


アカネ「くっそー!今度は油断しねぇ!」


ネメシス「それフラグだろ」


 そんな時…


 誰かのスマホから着信音が鳴り出す。


ネメシス「ん?叔母さんから着信だ」


アカネ「なんだ?この前回のデジャブ感は…」


ネメシス「どうした?叔母さん?」


叔母『ネメシスくん!?スージーちゃんの部屋にレン来てないよね!?』


ネメシス「レン?今いるのは、アカネとサスケと俺と家主スージーくらいだぞ?どうした?」


スージー(え?デジャブ?)


叔母『実は、まだレンが帰ってこないの…しかも、ネムちゃんも…』


ネメシス「ネムもレンもどこにいるかなんて知らねえぞ?」


叔母『そうよね…ごめんね!』


 そう言うと着信が切られた。


 スージー達は怪訝な顔で、なんとなく、どこにレンがいるのか察しがついた顔をし、見合わせる。


スージー「はぁ…ネメシスの次はレンかネムのどっちかが異世界に迷いこんだんでしょうね…」


アカネ「それしかねぇだろ…」


サスケ「むしろ、俺ら兄妹奇跡じゃね?6人綺麗に異世界に巻き込まれるって…」


スージー「うだうだ言ってても仕方ないし、さっさと行くわよ!」


 スージーはスマホを構え、扉アプリを起動し、異世界へ行くのだった。


異世界と人間界の狭間 夜


アカネ「夜の異世界って、こんな感じなんだな…」


サスケ「暗くても、世界が赤いのがわずかなひ光でもわかるな…」


スージー「早く、レンかネム連れ戻して、帰るわよ。」


ネメシス「お前らの言う魔獣とか、俺が遭遇した悪魔に見つかる前にさっさとレンとネムを連れて帰るのがベストだな。」


スージー「そうね!全力で探すわよ!」


 そう宣言し、探し始めるスージー達。


 だが、一同は街を探すのではなく、ある場所へ向かった。


禁足地 荒野


アカネ「まぁ、街よりここだよな…」


スージー「そうね」


ネメシス「なんか常連みたいになってるな?」


サスケ「まぁ、ここを中心に事件起きてるし…あながち間違いではない。」


ネメシス「でも、ここ相当広いよな?どうやって探すんだよ…」


アカネ「前のネメシス同様大声で探すか?」


スージー「それもアリだけど、あんたの声がうるさすぎて鼓膜が逝くからやめて?」


ネメシス「まぁ、それはそうだよな…」


サスケ「あの時も相当な大声で、近くにいた俺らもやられる一歩寸前だったもんな。」


アカネ「なんだよ!それでネメシス見つかったんだからいいだろうが!」


スージー「はぁ、早くレンかネムを見つけるわよ?」


 4人は異世界で迷った2人のどちらかを探しに、荒野を前進する。


 その時…


アカネ「なぁ!なんか、あそこ、光ってないか?」


スージー「え?」


 遠くから何かが光っているのが見えた。


 その光は青く、まるで燃えているようだった。


サスケ「火事か?」


ネメシス「火事にしては、ちょっとおかしいよな?」


アカネ「なぁ、あの炎ってよ…」


スージー「…私の察しが良かったら…多分…」


 スージー達は炎の灯るところに近づいていく。


 徐々に近づいていくと、炎と一緒に人がいるのも見えた。


 それに気づいたスージー達は急いで近づく。


 近くによって見ると、炎の中心にいたのは、1番の末っ子のレンだったのでした。


アカネ「レン!?」


ネメシス「じゃあ、この炎って…」


スージー「悪魔との契約ね…」


 そう話してると、レンを包んでいた炎はレンの中へ吸収され、消えて行った。


スージー「レン!」


レン「っ!お姉ちゃん…お兄ちゃんに、アカネとサスケ…」


アカネ「レン、お前どうしてここにいんだよ。叔母さん、心配してたぞ?」


レン「…実は…」


 レンはスージー達に三者面談で教師に言われた事、自分はどう言う道に進みたいのかを語った。


 そして、もう一つ語ったのが、悪魔との契約へ踏み切った経緯を…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ