30.夢縋り
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
???「噂通り…ここに人間達がいた…」
後ろから声がする。
その事から、スージー達は何かを察したようだ。
スージー「ねぇ、これってデジャブ?」
アカネ「安心しろ、俺も同じように思ってる…」
サスケ「はぁ…このチビ、グダグダ言ってっからこうなんだぞ?」
ネメシス「はぁ!?知らねえよ!」←※チビ
スージー「また魔獣相手とかめんどくさ…」
そう言い、後ろを振り返ると、頭から角が、背中からコウモリのような羽、そして、尻からサキュバスの様な尻尾を生やした女性がいた。
スージー「また違う系統の魔獣ね…」
魔獣?「魔獣?私をあの下等生物達と同じにしないで?」
スージー「は?じゃあ魔獣じゃなかったらなんなのよ。」
魔獣?「私は悪魔…魔獣じゃないわ…」
アカネ「は?悪魔?」
サスケ「魔獣の次は悪魔かよ…」
ネメシス「?お前ら、こいつと何話してんだ?」
悪魔「ん?そこの坊やは魔人じゃないのね…それなら、私の声は聞こえるはずないわね…」
スージー「なんとなく、察しは付いてたけど、異世界の言葉は、異世界と繋がりがないと聴き取れないのね…」
アカネ「まぁ、俺も契約したと同時に聴き取れるようになったしな」
悪魔「まぁ、いい…私は目的の為に来たのだから。」
そう言うと、悪魔は全員を一瞥する。
悪魔「1人は生きる意味を見出だせていないし、もう1人は随分とロン毛の女に執着しているな…もう1人は…」
悪魔はアカネを見ると口を瞑った。
悪魔「貴様には触れないで置いてやろう…」
アカネ「はぁ!?」
そう述べると、3人の後ろに控えてるネメシスを見る。
その時、悪魔は大きく目を見開き、ネメシスを凝視する。
悪魔「貴様、随分と面白いな!」
スージー(こいつ、ネメシスに狙いを定めたわね。)
アカネ「ネメシス、逃げろ!街まで走れ!」
ネメシス「っ!わかった!」
そう言うと、翻してネメシスは街方向へ全力ダッシュし始めたが…
悪魔「逃がすか!私の餌を逃がすと思うな!」
悪魔は背を向けたネメシス目掛けて追いかける。
悪魔は空を飛んでいる事から、ネメシスより速く、すぐに追いつかれてしまう。
そんな時
スージー「行かせないわよ!」
スージーがネメシスと悪魔の間に割って入る。
悪魔「チッ、邪魔をするな!魔人風情が!」
ネメシス「スージー!」
スージー「ネメシス狙うなんて、いい度胸ね。あんたの相手は私よ!」
悪魔「はぁ!?夢を抱いてない死人同然の貴様に興味などない。私が欲しいのは人が抱く“夢”だ。奴の様に未来に期待と希望を抱く者から夢を取り上げ、廃人にへと変える為に、私は来たんだよ。」
アカネ「ロクでもねぇ奴だなてめぇ…」
サスケ「人から夢を取り上げて、廃人に変えるなんざ、クズだな。」
スージー「あんたが言うなクズ野郎」
アカネ「サスケは置いといて、うちの弟の夢は守らないとな…廃人なんかになったらこっちが困るからな。」
悪魔「ふん!貴様らの様に魔人になりたての奴が私に勝てるとでも?」
スージー「なりたてだろうがどうだって良いわ。ネメシスを守る為に、あんたを倒す!」
そう宣言すると、スージー達と悪魔の戦いが始まった。
悪魔「魔獣と戦ってきたらしいけど、私は、あんな筋肉しかない低能と一緒にしないで欲しいわ。」
そう言うと、悪魔は“魔法”と呼ばれるものを使い、スージー達に牙を向く。
火の玉や電気、風と多種多様な魔法を繰り出してくる。
アカネ「魔法だ!?なんでそんなもんが…」
悪魔「貴様らは知らないようだな…人間にも、多少の魔力はあるんだよ。」
サスケ「はぁ!?聞いてねぇよ!」
悪魔「まぁ、今の貴様らでは100%無理だがな…なんせ、貴様らのうち、2人は武器を生成するのに魔力を使い果たしてしまってるからな。」
アカネ「この武器って魔力でできてるのかよ!」
悪魔「そこの女はまぁ、扱えんわけではないが、技術がないから無理か…」
アカネ「くっそ…俺らも魔法が使えれば!ファイアーとかの技が使えれば…」
スージー「無い物ねだりしたって仕方ないのでしょ?今は、目の前の敵を倒す事に集中よ。」
アカネ「それもそうだな。」
サスケ「向こうは遠距離でかなり厳しいが、絶対勝機はあるはずだ!」
そして、再び始まる悪魔との戦い…
そんな中、後ろでその様子を見ていた存在が口を開く。
ネメシス「俺にも、あの力があれば…」




