✒ リィグレーシェドの苦悩 1
──*──*──*── 3階
──*──*──*── リィグレーシェドの自室
使用人共同遊戯室からサブリエル,ニテンスと共に出たリィグレーシェドは、最愛の妻を2階にあるサブリエルの部屋までエスコートした。
ドアの前でサブリエルから手の甲に御礼のキスをされたリィグレーシェドは、愛しくて可愛いサブリエルを抱き寄せるとサブリエルの額へ自身の唇を近付け、軽く触れて「 おやすみ 」のキスをした。
サブリエルはと言えば、特に嫌がる素振りもなく、リィグレーシェドの腰が砕けて立ち眩みしてしまいそうな程に可憐な笑顔で微笑むと「 今日も1日、お付き合いしてくださり有り難う御座いました 」と照れながら御礼を言ってくれた。
リィグレーシェドはサブリエルと夫婦になれて本当に幸せだと秒で再確認したぐらいだ。
「 リグ様、御休みなさいませ 」と可愛い声で言いながら手を振ってくれるサブリエルを今直ぐにでも押し倒してしまいたい衝動を何とか必死に押さえながら、平常心を装いつつ「 御休みなさい 」と言葉を返して笑顔でサブリエルが部屋に入るのを見送り、確認をした。
廊下で座り込んでしまわないように踵を返すと、早足で自分の部屋がある3階へ向かった。
何事もなく無事に自室へ入る事が出来たリィグレーシェドは、自室のドアの鍵を掛ける。
姿見の前で衣服を脱いだ後、衣服類を丁寧に折り畳む。
クローゼットを明けて、折り畳んだ衣服を入れ、入浴後に着る下着とバスローブを取り出した。
──*──*──*── 浴室
壁にあるドアを開けて浴室へ入ったリィグレーシェドは身に付けている下着を脱ぐと洗濯籠の中へ入れた。
リィグレーシェドは自分の下着は他人──使用人に任せず、自分で洗う派である。
兄に掛けられた呪いの所為で身体が肥えに肥えてしまい、痩せれなくなった事にしている為、使用人に下着を洗ってもらう訳にはいかなくなったのだ。
あの異常にも肥えている体型に合う下着等、何処を探しても有りはしないし、オーダーメイドになってしまうだろう。
実際には太っていないのだから、巨大な下着を態々作って用意する必要がない為、リィグレーシェドは前以て専属執事,執事長,執事補佐,使用人達には下着類も衣服類も自分で洗濯する事は伝えていた。
当主が下着や衣服類を自分で洗濯するのは幾らなんでも──と強く抗議されたのだが、其処は領主と当主の権限を利用して強引に押し通したのだった。
下着を脱ぐと下半身は見事に──と言えば良いのか、元気に反応している。
ビンビンなのは正常な証しでもある為、喜ぶべき事ではある。
だが、サブリエルを意識して激しく反応している事については、未だ17歳のサブリエルには知られたくはないと思っており、複雑な心境だった。
空の浴槽の中へ魔法で水を入れ、火魔法で水を湯へ変えている最中を利用して、リィグレーシェドは入浴前に元気な息子をマッサージして抜く事にした。
中に溜まっている●●を出す為にサブリエルの顔を思い浮かべる。
昨日と今日だけでも、サブリエルのコロコロと変わる色んな表情が脳裏に浮かぶ。
リィグレーシェド
「 やっぱり……どんな表情でもエルは可愛いな…(////)
はぁ~~~~……どうしてこんなにも……押し倒したい程に可愛いんだろうな、私のエルは(////)」
元気に反応しまくっている息子を両手でマッサージしながら、サブリエルの可愛い声を脳内再生すれば、抜けるどころか益々元気になってしまう。
リィグレーシェド
「 …………エルの事を想像したら駄目だな。
逆効果になってしまうし、全然治まらない……。
…………かと言って、他の異性を思い浮かべるのも嫌だしな…… 」
リィグレーシェドは深い深い溜め息を吐きながら、元気過ぎるビンビンな息子のマッサージに長らく一苦労するのだった。
奮闘の末、何とか無事に息子の中に溜まっていた●●を出し終えたリィグレーシェドは、入浴をしながら下着の洗濯も済ませる事が出来た。
着替え用の下着を履き、バスローブの袖に腕を通して羽織る。
洗濯を済ませた下着を風魔法で乾かし、丁寧に折り畳む。
浴室ドアを開けて自室えへ入ったリィグレーシェドの動きが一瞬止まった。
──*──*──*── リィグレーシェドの自室
リィグレーシェドは自室へ入った時、誰も入って来れないように鍵を掛けていた。
にも関わらず、リィグレーシェドの室内にはリィグレーシェドすらも知り得ない見ず知らずの人物が3名も居たのだ。
まさに “ 開いた口が塞がらない ” という状況に陥っていた。
リィグレーシェド
「 ──お前達は誰だ! 」
リィグレーシェドは見ず知らずの侵入者──3名の人物に対して、警戒をしながら魔法を今にも放とうとしている。
?
「 御待ちしておりました、リィグレーシェド様。
私達は創生王様から命により、リィグレーシェド様へマッサージをする為にお邪魔致しました。
どうぞ、仰向けでベッドの上に寝転んでください 」
リィグレーシェド
「 マッサージ?
創生王──、ニテンスか?
…………あぁ……今朝、エルが話していた精霊のマッサージ…… 」
?
「 左様で御座います 」
リィグレーシェド
「 精霊が人間の姿をしている? 」
精霊
「 実体化しなければマッサージを出来ませんので 」
リィグレーシェドは精霊に促されるまま、自分が使っているベッドの上に仰向けで寝転がる。
精霊
「 ──では、マッサージを始めさせていただきます。
ドライヘッドスパマッサージと全身マッサージと両脚,足ツボマッサージをさせていただきます。
光を遮断する為に専用のアイマスクを乗せさせていただきます。
両目を閉じてください 」
精霊は持参したアイマスクを出すと、両目を閉じたリィグレーシェドの瞼の上へ静かに乗せる。
アイマスクは、じんわりと温かく、両目の疲れを優しく取ってくれそうで心地好く、思わずホッとしてしまう温かさだった。
予想外の気持ち良さにリィグレーシェドの身体がリラックスをし始めると、それを待っていたかのように精霊達のマッサージが始まった。
髪を濡らさないで頭を優しくマッサージをするドライヘッドスパを堪能していると肩,首,背中,両腕,胴体のマッサージも始まり、両脚,足ツボのマッサージも順々に始まる。
リィグレーシェドは自分がベッドの上に仰向けで寝転がっている事を既に忘れており、まるでフワッフワッの柔らかい雲の上に寝転がっているような感覚に陥っていた。
全身の凝っていた箇所が優しく解されて、柔らかくなり、癒されていく感覚を全身で体感していた。
何時の間にか、リィグレーシェドは寝息を立てて眠っていた。
無意識に眠気を受け入れたリィグレーシェドは、実に気持ち良さそうに穏やかな笑みを浮かべながら眠りに就いていた。




