⭕ 平穏な日々 2 / 何方様ですか??
創生王:ニテンス
「 おぉ、それか。
便利な機能であろう!
その様な魔法を附与してあるのだ。
別の大陸ではの装備者のサイズに合わせてサイズが変わる装備品があるのだぞ。
その効果を試しに靴に附与してみてたのだ。
ドレスにも附与してみようかの 」
サブリエル
「 サイズが体型に合わせて変わるなら、寸法を仕立て直す必要も無くなりますね。
便利な魔法だと思いますわ 」
創生王:ニテンス
「 うむ。
手袋や帽子にも附与してみようかの。
──忘れるところであったな。
サリーよ、兄上だがの未だ童貞というやつらしいぞ 」
サブリエル
「 えっ、そうなんですか?
お姉様から聞かされた噂はやっぱりデマだったのかしら?
でも──、男性は女性と違って婚前の不貞は当たり前って聞きますけど、リィグレーシェド様は違うんですか?
未だに童貞って事は、性欲処理とかはどうされていたのかしら?
やっぱり自分で処理を──??
気の知れた使用人に手伝ってもらったり、娼館へ通ったり、御令嬢と一夜限りの──とか一切をしていなかたって事になりますわよね。
素直に信じて良いのかしら…… 」
創生王:ニテンス
「 サリーよ、何故に兄上の性事情を知りたがるのかの? 」
サブリエル
「 大事な事だからですわ、ニティ。
人から人に移る性病って恐いんですわよ。
私の前世には性病に対する治療法や特効薬が有りましたから、発覚しても数ヵ月や年単位で完治させる事が出来ましたわ。
ですけど、この世界の医学は進歩してませんわ。
性病に掛かっても治療法がありませんし、特効薬も有りませんの。
そんな世界で性病を移されてしまったらアウト、人生を詰んでしまいますわ 」
創生王:ニテンス
「 そ、そうなのかの? 」
サブリエル
「 性病にも色んな種類があるんですよ。
私は医学に精通してませんから詳しくは知りませんけれど、子供を産めなくなる性病や命を蝕む性病もあるんです。
娼婦の死亡率が高い原因で多いのは性病に感染して悪化したからですわ。
治療法が無くて特効薬も有りませんし、予防の仕方すら知られていませんから、性病に感染したら個室へ隔離されて放置されますわ。
何の治療もしませんから、病状が悪化して亡くなってしまいますの 」
創生王:ニテンス
「 そ、そうなのかの…? 」
サブリエル
「 娼婦は何処の誰かとも知らない多くの男性と行為しますわよね?
その男性も色んな女性と行為を重ねている場合もありますわ。
何時、何処で誰から移されたのか──、特定する事は難しいですわ。
リィグレーシェド様が未だ誰とも肉体関係を持っていないなら幸いですわね。
一先ず性病を移される心配をする必要は無いって事ですし……、取り敢えず私は安全って事になりますもの 」
創生王:ニテンス
「 そ、それは良い事だの…。
因みに兄上は異性だけではなく同性とも関係を持っとらんようだぞ 」
サブリエル
「 そうなんですね!
リィグレーシェド様が嘘を吐いていなければ素直に信用する事も出来るんですけど…… 」
創生王:ニテンス
「 サリーよ、兄上は呪術師の魔男から呪いを掛けられた事で、体型や容姿が変わってしまったのであろう?
肥えて容姿の変わった兄上と関係を持ちたがる異性も同性も早々居らんと思うがの…… 」
サブリエル
「 …………確かにそれは有るかも知れませんわ。
デブ専でもなければ巨漢デブゴンなリィグレーシェド様にアピールして猛アタックする令嬢や令息なんて居なさそうですわよね……。
でも……リィグレーシェド様は巨漢デブゴンですけど、醜には入りませんし、リィグレーシェド様に想いを寄せる相手が全く居ないとは言い切れませんわ…… 」
創生王:ニテンス
「 其処まで心配せんでも良いのではないかの?
仮にサリーが病に倒れたとしてもボクが居るし、ボクの加護で悪化はせぬよ。
精霊も手を貸してくれるし、後遺症も残らず完治させる事が出来る故、それ程までに性病とやらに警戒せんでも良いのではないかの? 」
サブリエル
「 そうなんですか?
悪化しないで完治出来ちゃうんですか? 」
創生王:ニテンス
「 う、うむ。
サリーはボクの眷属だからの! 」
サブリエル
「 …………そういう事なら……取り敢えずはリィグレーシェド様の言葉を信じる事にしますわ… 」
創生王:ニテンス
「 う、うむ。
それが良かろうてな。
長話をしてしまったの。
ほんにそろそろ食堂へ行こうかの? 」
サブリエル
「 そうですね~~ 」
リィグレーシェド様が同性とも異性とも性行為の経験が無いのには驚きましたけど、まぁ……ね、巨漢デブゴンですものね。
誰だってペシャンコに潰れたくありませんもんね?
童貞…………29歳なのに童貞ですか。
来年まで童貞だったら魔法使いになったりとか…………あっ、もう魔法は使えてましたね。
何はともあれ、私がリィグレーシェド様から性病を移される心配は今のところ無さそうで安心しました。
完全に信用してる訳ではないですから、警戒を怠る事は出来ませんわ!!
誰から移された性病を持ち込まれても困りますし、性病の脅威から自分を守る為にも、リィグレーシェド様とのスキンシップは少し多目にしといた方が良いですよね?
不本意ですけど、全ては私の為ですわ!!
頑張れ、サブリエル!!
◎ 「 この主人公、最悪じゃね? 」とか最近、思い始めていたりします。
でもね、保身って大事だと思うんですよ。
多少、自己愛が強くても大目に見て頂きたいと思います。
◎ 作者は性病に関しては無知なので、間違っている事もあると思います。
間違っていても “ ファンタジー ” として寛大な心で大目に見て頂きたいと思います。




