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❗✒ 姉の代わりに巨漢公爵に嫁いだ取り柄のない子爵令嬢は、浄化魔法が開花しました。  作者: 雪*苺
【 約一ヵ月後( 月曜日 )】サブリエル 魔法使いになる??
24/50

⭕ 隷属になった公爵様 1


──*──*──*── リィグレーシェドの自室


 サブリエルとニテンス(創生王)が退室したのを見送ったリィグレーシェドは、髪紐を

 長い髪が大きく揺れながら垂れる。

 先程まで巨漢デブタだったリィグレーシェドの体型が元の引き締まっている体型へ戻った。

 リィグレーシェドは普段着を脱ぐと寝間着に使っているローブの袖に腕をとおし、ローブを羽織る。

 先程まで愛しいサブリエルに座らしていたソファーの上に腰を下ろした。

 リィグレーシェドは両手で顔を覆うと「 はぁ~~~~ 」と深い溜め息をく。


「 呪いでえている訳ではなさそうだの 」


 突然の自分以外の声を聞き、リィグレーシェドはバッと顔を上げると声のした方へ目を向けた。

 自室には自分しかない筈なのに、だかニテンス(創生王)が立っていた。

 サブリエルとともに部屋を退室した筈のニテンス(創生王)、室内にるのかリィグレーシェドには分からない。


リィグレーシェド

「 ──から…… 」


創生王:ニテンス

「 そう、険しい顔をするでない。

  兄弟ではないか、兄上リィグレーシェドよ。

  ボクは創生王、自在に実体化をけるのだ。

  鍵を掛けて閉め切っても無駄だぞ。

  実体化をいているボクは壁抜けが出来るからの。

  完全犯罪も余裕だぞ 」


リィグレーシェド

「 ………………なにか用があるのですか? 」


創生王:ニテンス

「 用が無ければ兄上リィグレーシェドの部屋を訪ねてはならんのかの?

  ──ほぅ、変わった魔法だな。

  ふぅん…………髪紐を使っているあいだ、体型を変えられる魔法か。

  面白い魔法を使っておるのだな 」


 ニテンス(創生王)はリィグレーシェドが先程まで使っていた髪紐を持って眺めている。

 どんな魔法なのかを瞬時に理解したのか可笑しそうに笑っている。


創生王:ニテンス

「 どうやら屋敷の使用人達もサリーも兄上リィグレーシェドが、“ 呪術師の呪いを受けた所為でえている ” と思っておるようだ。

  く騙せておるようだの兄上リィグレーシェドよ 」


リィグレーシェド

なにが言いたいのですか?

  みなを騙している私の嘘をバラす気ですか? 」


創生王:ニテンス

「 そんな野暮はせんよ。

  兄上リィグレーシェドには兄上リィグレーシェドなりの考えや事情があるのであろう?

  ──兄上リィグレーシェドに呪いを掛けたのは呪術師ではなく、未熟な〈 エナ(素質持ち) 〉のようだの。

  その者は既に現世このよにはらんか。

  本来ならば、呪術のたぐいは術者が死ねば自然とけるものだが、兄上リィグレーシェドが受けた呪いはけておらぬ。

  呪術の知識も持たない素人同然の未熟な術者の放った呪術ほど厄介な呪いはないの。

  兄上リィグレーシェドよ、下半身に蛇のようなアザが浮き出ておろう。

  腰まで伸びておったな。

  アザが胸に到達すれば、兄上リィグレーシェドは死ぬぞ。

  それが兄上リィグレーシェドに掛けられた呪いの正体だの 」


リィグレーシェド

「 ………………それはなんねんですか… 」


創生王:ニテンス

「 安心せよ、兄上リィグレーシェドよ。

  兄上リィグレーシェドは、幸運であったな。

  サリーの隷属となったゆえ、呪いの効果は無効化された。

  アザが完全に消える迄には時間が掛かるが、死ぬ事はない。

  折角、サリーの隷属にしたのに死なれては困るからの。

  今後は呪いの心配をする事はないぞ。

  心配事が1つ消えてかったの 」


リィグレーシェド

「 …………そんなに簡単に……短時間で兄上に掛けられた呪いをけるとは…… 」


創生王:ニテンス

「 兄上ぇ?

  兄上リィグレーシェドには兄上がったのか?

  実兄から呪いを掛けられるとは不運だったの 」


リィグレーシェド

「 …………………… 」


創生王:ニテンス

「 それにしても兄上リィグレーシェド身体からだには随分と多くの傷が付いておるの。

  騎士隊の訓練で出来た傷ではないであろう。

  痛ましい限りだの。

  まぁ、“ 傷は男の勲章だ ” と言われる程であるし、サリーを誤魔化す事は出来るであろう。

  わざ(わざ)真実を話す必要もなかろうて。

  くれ(ぐれ)もサリーには打ち明けるでないぞ。

  呪いの事も今までどおり勘違いさせとけばい 」


リィグレーシェド

「 …………がとう御座います… 」


創生王:ニテンス

「 フォンオスコ公爵で世話になるのだから、これぐらいはせんとの。

  ──から始めてもらうサリーの護衛だがの、その姿でサリーを護衛するのだぞ 」


リィグレーシェド

「 ──この姿でですか?

  しかし、それでは──いつわっている意味が… 」


創生王:ニテンス

「 問題ない。

  “ 妖精の悪戯 ” を利用し、“ 一時的に体型を変えている ” という事にすればかろう。

  ──妖精は3度の飯より悪戯が大好物だからな。

  ボクが頼めば、妖精は喜んで悪戯をしてくれる。

  便利であろう 」


リィグレーシェド

「 ………………この姿でエルに会える……(////)」


創生王:ニテンス

「 今から言っておくがの、サリーには性的スキンシップはするでないぞ!

  サリーはボクの眷属になったのだから、サリーから処女おとめを奪い、散らす事は許さんからの!! 」


リィグレーシェド

「 夫婦なのですが?

  夫婦のスキンシップに関して言われる筋合いは── 」


創生王:ニテンス

「 フフン!

  兄上リィグレーシェドだ知らぬのだったな!

  サリーは兄上リィグレーシェドと性的スキンシップをする事を望んではおらぬ。

  望んでおらぬサリーに無理矢理スキンシップをすれば、拒絶されて避けられるのがオチだの。

  まぁ、呪いのアザが消えぬ内は、理性をフル回転させ誠実な聖人君子の皮を被り大人しくしておくとかろうて 」


リィグレーシェド

「 ………………エルが私とのスキンシップをいやがっている…… 」


創生王:ニテンス

「 そんな世界が終わるような顔せんでもかろう。

  普通のスキンシップはいやがっとらんわ。

  ボクはな “ 節操無しのケダモノにはなるな ” と言っておるのだ。

  夫婦だからと言ってなにをしてもい訳ではなかろう?

  性欲のままに性的スキンシップを強要する前に互いに信頼関係を築くのが先ではないかの?

  一回りもとしの離れた可憐な少女へ無慈悲に襲い掛かる程、兄上リィグレーシェド馬鹿(犯罪者)ではなかろう? 」


リィグレーシェド

「 ………………それは……そうですが… 」


創生王:ニテンス

「 サリーの事は妹だと思って接するがかろうて。

  貴族ではとしの離れた兄妹きょうだいは珍しくないのであろう?

  妹に過保護な兄も珍しくないのではないかの? 」


リィグレーシェド

「 妹……エルが…私の妹…………はぁ~~~~ 」


創生王:ニテンス

兄上リィグレーシェドは溜め息の回数が無駄に多いのう。

  自分でジジ臭いと思わんのか?

  幸せも逃げてしまうぞ 」


リィグレーシェド

「 私の幸せはエルと過ごす事です。

  エルが私から逃げたいと言っても、私はエルを手離す気はありません 」


創生王:ニテンス

「 一回りもとしの離れた小娘おなごに欲情とは、とんだケダモノだの 」


リィグレーシェド

「 誰がケダモノか!

  私はだ、エルになにもしていない! 」


創生王:ニテンス

「 それでいのだ。

  これからも誠実にの。

  過保護な馬鹿兄としてサリーに接すればなんの問題もなかろう。

  サリーには兄がらんゆえ、接し方を変えた事に新鮮さを感じるかも知れんの 」


リィグレーシェド

「 私は妹への接し方を知らないのだが? 」


創生王:ニテンス

「 ボクが知る訳なかろう。

  兄上リィグレーシェドには騎士隊の同僚,後輩がるであろう?

  妹に対する接し方を尋ねてみてはどうかの。

  兄上リィグレーシェドは副隊長なのであろう。

  今こそ職権濫用する時であろう?

  ふみを出してはどうかの? 」


リィグレーシェド

「 ………… “ 鬼隊長” と呼ばれて恐れられているのに出来る訳ないだろう… 」


創生王:ニテンス

「 気が進まぬなら、ボクが代わりに兄上リィグレーシェドふみを出してもいぞ 」


リィグレーシェド

めろ!

  絶対にするな… 」


 リィグレーシェドは愉快そうに話し掛けてニテンス(創生王)に対して、深い溜め息をくのだった。

◎ そう言えば「 十二国記 」の景麒( 漢字、忘れました )が、良く溜め息を吐いていましたね。

  懐かしいな。

  ゲーム、買えば良かったな~~~。

  実況動画で見れないかな?


◎ 訂正しました。

  打ち明ける出ないぞ。─→ 打ち明けるでないぞ。

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